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水冷工場への道 その8

まずはアルミフィンの加工。長さに切ってアルミの継ぎ手を溶接。少しでも溶接が悪いと、ここから水漏れが発生するので重要な工程だ。アルミ溶接に定評のある 株)TAYASUにここはお願いした。やはり間違いなかった(聞いたら実際の水圧をかけて溶接部からの水漏れが無いかまで確認していた。さすがやわあ)。田安さんはいつも期待を超える仕事をしてくれる大事な存在です。いつもありがとうございます田安さん。

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溶接の熱でどうしても表面処理のアルマイトが焦げるのでどうしようか悩んだが見た目重視でシルバーの塗装まで行ってもらう事に。次はこのパイプの組み上げ作業だ。思ったよりずっと大変だった。足場も絶対に必要。今回はL=3200、79本を立てることにした。長さは梁高さの関係から可能な最大長さとした。

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組み上がった後も継ぎ手の組み上げとかも大変。3人がかりでまあまあ時間かかったなあ。皆さんお疲れさん。ありがとうございます。

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あとも着々工事は出来上がってくる。今回作業場の柱を無くしたいので 構造的要求として13.6mのスパンを無柱空間で作って欲しいと無理な注文をお願いしていたが見たこともない平行弦トラスを清水さんが独自開発して実現してくれた。それでとんでもない広さのスペースが完成。これテニスコートが2面とれるんじゃない?ってくらい。木造建築で中柱のないこのスペースを見たのはおそらくボク的には初めてだ。さすが清水さん、ほんとやりますねえ(とか言いながら壁の影を見て日時計を作ったらおもしろいだろうななんて考えていたのはナイショですw)

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さあ、完成までもう一息だ。あ、事務所下にはボク秘蔵のあのアイデアを盛り込まなくちゃ。

続く

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予告:水冷工場の結論概要

(最終回は10話目くらいです。数字は最終回に発表しますが少し変わる可能性はあります)
1.設備投資額 約1,000万円
2.水冷冷房にかかる電気代 約3,000円/月
3.水冷冷房による地下水くみ上げ量 ごく少ない(6.5立法メートル程度/日)
結果: 真夏(7月)でも250坪の工場全てのエリアで室温が25-28度に保たれるようになった。



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