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第3回 昨年度参加者インタビュー 阿部先生

こんにちは。
「国語算数理科デザイン!」 運営です!

「国語算数理科デザイン!」では、地域を素直に”観ること(観察)”を通して、地域を実感し、地域に寄り添う気持ちを育むことを目的にしております。
この事業は、若者にとっての、自分の正直な視点や気持ちを携え、地域に向き合った先に、自分が「表現・メッセージしたい」と思ったことを自由なカタチで実現する場です。

昨年度のテーマは「通学路」。

今年のテーマはズバリ

「笑い」

です!!

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そのような中、ぜひ、昨年度の様子をみなさんにお伝えしたいと思い、
昨年度参加者にインタビューを行いました。
このインタビューを通し、「国語算数理科デザイン!」のイメージをより膨らませていただき、今年度のご参加を検討していただけたら嬉しいです!
どうぞじっくりお楽しみください!


第3回目は、昨年度参加高校の一つである県立新屋高校から、阿部先生へインタビューしました!

<<国語算数理科デザイン!は安心して失敗させることのできる環境だなって思います。>>
Q. 生徒の参加動機は何でしたか?
A. 実は生徒の参加は、私の紹介からでした。普段から新屋高校としても地域活動をしていて、地域の農家さんを訪問させていただいたり、海岸のゴミ掃除をするなど、地域に根差した学校を目指しています。
そんな中、顧問を担当している生徒会の方で、学校の良さ、魅力を発信していきたいという声が上がっていました。しかし、現状の地域活動以外では、なかなか学校の外とつながる機会がなかったのもまた事実でした。
ということで、前年の事業から生徒に参加してもらっていたこちらの事業を生徒に紹介させていただきました。

Q. 先生としての当事業への期待はどういったものでしたか?
A. 斜めの関係の人たち(高校生にとっての大学生など)との関わりは一つありました。あとは、SlackやZoomといったビジネスツールを使った経験というものが普段高校生は持つことができない中で、事業を通してICTのテクニックを習得できる期待もありました。
そして一番はPBLを、学ぶ機会になることでした。私自身も生徒を見て思いますが、PBLを本気で取り組むと充実感を得られますし何しろ学びが面白い。そして見てくれている人たちへも伝染する。
そういった期待をしておりました。

Q. 企画に参加している時の生徒の様子はどうでしたか?
A. 最初はとても緊張していました。やはり同世代の高校生だけじゃなく、大学生や社会人もいましたから。でもそこで大学生から声をかけてもらったりしたおかげで緊張感も解け、最後の報告会の時には発表も自信満々で行っているのが印象的で、事業に参加している皆さんに受け入れられている、安心安全な場なんだなと思いました。


Q. 生徒が企画に参加している際、先生は何かサポートをしておりましたか?
A. 基本的には運営とメンターに任せていました。まず生徒たちでチームとして進めていって欲しかったので、所々アドバイスはしながらも活動については生徒が主体的に活動していました。サポートした点としては、個人としてではなく生徒会としての参加だったため、外部の方と関わる際はジョイントのサポートをしました。逆にサポートとしては今言ったくらいでしたので、普段の業務の負担になることはありませんでした。

Q. 先生から見えた、当企画の運営の役割はいかがでしたか?
A. 関わってくださるメンターの方が精一杯、かつ優しいという印象でした。生徒も自分たちの意見を否定されることはないし、やってみようっていうマインド、失敗しても大丈夫だっていう安心感で参加することができました。PBLをやる際、環境や土壌は大事だと思っていまして、
「失敗を恐れなくていいんだよ。」という環境がどれだけ担保できるかが鍵になります。だからこちらの企画で生徒達は、「失敗してもいいからやり遂げる経験」を得られたんだと思います。


Q. 生徒を見て、企画に参加前と今で変化はありましたか?
A. 臨機応変力が強化されたと思います。生徒自身で企画を進めるところで、うまくいかず2点3点する中でも、自分たちで考え抜いて結論を出すっていう過程で考え悩んだからだと思います。それは学校での生徒会活動でもプラスになっていました。

Q. 当企画を通して、阿部先生自身の今に活きていると思うところ、気づきはありましたか?
A. 生徒本人たちの気づき、考えを重視する部分です。
渋谷さんが話していて印象に残っていたのは、「ありきたりな地域活動や地域貢献をしてもそれはすぐ消えてしまう。地域とつながることは泥臭くて大変なことだった。」っていう言葉が印象に残っています。地域貢献という華やかさがあり結果を残すことが大事でありながらも、泥臭さがある方が参加した生徒にとっては、その後の成長につながる。
悩んで考えさせるって時間もかかるし、私たち教員が普段の学校生活の中で行うとなるとやはり時間がかかるところですし、やればすぐに目に見える成果があるわけでもありません。しかしそんな難しく、かつ生徒の成長には大事な機会を、メンターはじめ運営の方が担ってくれたため、一教員としてもこれからの生徒との関わりを問い直すきっかけになりました。

Q. 最後に、阿部先生と同じように生徒を送り出そうか迷っている先生方へ向けて、一言いただけますか?
A. 運営の人に任せて、「生徒にやらせてみてください!」って言いたいです。「国語算数理科デザイン!」は、安心して失敗させることのできる環境です。
この事業に生徒を送り出すことは、教員にとって負担はないと思っています。生徒を離して、生徒に自走してもらうところの手助けはしてもらえるので、安心して、任せて、見守ってもらった方がいいと思います。そして結果をあまり重視しすぎないで、変化、プロセスを楽しんでくれたらなと思います。

阿部先生、ありがとうございました!
活動の話をもっと聞きたい方は是非、事前説明会へお越しください!
みなさんの参加をお待ちしています!!


国語算数理科デザイン! 概要
■令和3年度若者と地域をつなぐプロジェクト事業
■事前説明会 開催日時:2021年7月11日(日) 13:00 - 15:00
■会場:にぎわい交流館AU
秋田県秋田市中通1丁目4−1
■対象:高校生〜 ※県内の専門学校、大学等に在学中の方、県内在住で30歳未満の方まで参加可能
■参加費:無料
■お申し込みは下記URLから!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsG43IDv-O9zXxRUuUX1cd5XeykCXY8znl563VTD2_VjqcaQ/viewform
■[事業概要]
主催|秋田県あきた未来創造部地域づくり推進課
運営|一般社団法人ドチャベンジャーズ

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