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「土崎港曳山まつり」のご紹介!

 今回は、秋田市の土崎神明社の例祭の1つである「土崎港曳山まつり」についてご紹介します!

土崎港曳山まつりとは


 土崎港曳山まつりは、神が降臨し宿る所とされている曳山を土崎地区の各町内が、土崎の総鎮守とされる土崎神明社に奉納し、無病息災等を願う祭りです。また、祭り終了後に曳山を解体することで邪気が払われると言われています。

土崎神明社

土崎神明社とは
 元和六年(1620)、土崎の肝煎・川口氏の氏神であった神明社(祭神は天照皇大神)を湊城の跡地(現在の神明社)に移し、土崎の町の総鎮守としたことが土崎神明社のはじまりです。このように、土崎神明社は、中世の城下町であった土崎が、国替えと新しい城・城下町の建設により大きく様変わりする中で、新たな時代の町の発展を願い創造されたのです。

秋田みなと振興会「土崎港曳山まつり」『土崎港(つちざきみなと)と土崎の総鎮守 土崎神明社』
https://tutizaki-hikiyama.com/about/

土崎港曳山まつりの内容と流れについて

曳山の様子


 初日となる7月20日は、各町内が曳山を奉納・参拝するために、土崎地区一帯を曳き回りながら土崎神明社を目指します。宵宮祭等を行った後に、各町内に曳山が戻り1日目は終了します。
 2日目には、各町内を出発した曳山が土崎神明社に奉納され、例大祭が行われます。その後、神輿とともに神社を出発し、御旅所祭の行われる穀保町や相染町を目指します。各町内に向かう道中では、曳山の運行に加え、曳山を奉納する各町内の演舞が披露されます。御旅所祭を終えた神輿と曳山は、土崎神明社に戻り還御祭が執り行われます。その後、20時に狼煙の合図とともに、土崎神明社を出発した曳山が各町内に戻ります。

戻り曳山もどりやま」の様子


 各町内への曳山の運行である「戻り曳山もどりやま」では、日中にも増して威勢よく曳山が曳かれます。港ばやしの1種である「あいや節」の演奏や夏夜を照らす提灯に哀愁が感じられます。曳山が各町内に戻ると、土崎港曳山まつりが終了します。

 以上が、土崎港曳山まつりで行われる内容や流れとなっております。各町内では、1か月ほど前から準備が行われています。各町内が工夫を凝らした曳山や演舞を会場でご覧ください!

令和6年度ポスター

 より詳しい情報については、土崎神明社と土崎港曳山まつりのHPをご覧ください!

土  崎  神  明  社  HP :https://tsuchizakishinnmeisha.or.jp/

土崎港曳山まつりHP: https://tutizaki-hikiyama.com