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円高×株安の恐怖

現在、日本とアメリカの金利差が大きいことが原因で円安が進行しています。
アメリカの金利が高く、日本の金利が低い状況では、ドルが魅力的な投資先となり、円が売られてドルが買われるため、円安が進むのです。
この円安と昨今の株高によって資産が増加している人が多いと思いますが、円高と株安が同時にやってくることも想定しておくべきです。

アメリカの株価暴落と金融政策

もしアメリカの株価が暴落した場合どうなるでしょうか。
過去の例から見ると、FRBは景気を刺激するために金利を引き下げる政策を取る可能性が高いです。
金利が下がるとドルの魅力が減少しドル売りが進みます。
これにより円高に転じることが予想されます。

円高と株安の同時進行

株価暴落と金利低下が同時に起こると、円高と株安が同時に進行する可能性が高くなります。
過去の例として、2008年のリーマンショックがあります。
当時S&P500は約50%下落しましたが、円建てで換算するとその下落率は約70%にも達しました。
これは、株価の下落と同時に円高が進んだためです。

自分への戒め

新NISAを筆頭にオルカンやS&P500が人気です。
私も投資先のメインはオルカンです。
しかし、私を含め海外資産を持つ投資家は円高リスクを十分に認識する必要があります。

現在の資産増加は、円安と株高という二重の恩恵を受けている状態です。
しかし、何か大きなイベントが起こると円高と株安が同時に訪れる可能性が高いことを理解しておくべきです。

円高のリスクヘッジとしては国内資産、具体的には日本株を持てばいいのですが、個人的には日本株には期待していないのであまり大量に保有する気にはなれません。

そのため、円高と株安が同時に訪れてもガチホし、市場の変動に一喜一憂しないことが重要だと考えます。

暴落で狼狽している将来の私にこの記事が届きますように。

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