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【2024/02/04 お守りの話】

今日はDK息子の大学受験2次試験始めだったので、かこつけて、昨晩、こぎん刺しをしたお守りを作った。

「だんぶりこ」というトンボを模したパターンを刺した。トンボが前だけに進む勝ち虫とされているそうだ。(そうなんだ)受験のお守りにはピッタリだ。

こぎん刺しについては、始めてどっぷりハマって3週間して、パターンを刺していくのには少し慣れてきた。お守りの刺繍と仕立はスムーズにできて、夜中の11時に作り始めて、2時前にはできあがっちゃうかなと思ったのだが…最後の仕上げ「お守りの紐」でとても手間取ってしまった。

二重叶う結びは難しいとは聞いていたが、昨今の情報化時代、YouTubeで動画探せば裏技なんかも見つかるだろうし、どうにかなるだろうとたかを括っていた。

しかし、本当にもうびっくりするくらい、もうやだーって投げ出したくなるのを軽く超えて、涙が出そうなくらい、難しかった。

二重叶う結びは思ってたより1000倍難しくて、というか1時間くらい格闘したけれどできなかった。「お助けアイテムと使った結び方」情報を見つけてやってみようとしたが、クリップとヘアピンが必要とあり、ヘアピンが我が家に一本もなく(ロングヘアの時はあちこちにあったのに…ショートヘアだと一本もないとは!)深夜に絶望。

なので検索ワードを変えて「お守り 結び方 簡単」と「簡単」を足して、何か結び方を探したところ「封じ結び」という結び方が見つかった。こちらも単純な結び方ではなかったが、紐を各手順でマスキングテープで仮止めしながらの解説のおかげで、どうにか、どうにか、成功した。1時間以上はかかったけど。というわけで、お守り袋と紐の完成が朝4時半となった。母さんが夜なべをしてしまった。

とにかく、お守りの紐の結び方はすごい技術ということが身に染みてわかった。今まで知らなかった。神社で買うお守りは機械製もあるだろうが手作りもあると聞いたことがあるので、どちらにせよ尊敬とありがたみが爆増した。あの手の結び方がついてるだけでもすごい価値のあるものなんだ!!!

さて、そんな発見にドキドキしながら、少しだけ寝て、起きて、弁当と朝食を作った後、お守りの中身を入れて、袋に紐を通して、完成。母、大満足である。

息子は手作りのお守りという、普通だったらちょっと気持ち悪い?ものを渡されたわけだ。息子は私の子どもなので、このような手作り品を与えられ慣れているので、耐性が高いのだが、もらい慣れていない人はどう思うのかな?家族限定化かしら(笑)

お守りを作るなんて、私自身が小学生の時のドッジボール大会でクラスの人数分だったか、選手人数分かだったか、覚えていないけど、びっくりするくらい雑に作った以来である。(40年ぶりくらい?こそ)

今回作ったお守りと前回作ったお守りの生地の色がほぼ同じで、無意識なのか偶然なのか、鳥肌で思い出した。でもそのドッジボール大会は優勝しちゃって、クラスのみんなに「星子ちゃんのお守りすごい!」と喜ばれて、胴上げされた記憶がある。
私のお守りって効くんだよ。なので、息子よ、よかったね!

ヘアピンをどうにか手に入れて、二重叶う結びも成功させたいというのが今の密かな野望。

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