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ARTに会いに行く理由【マティスの切り紙】

近ごろは、完全に
「家が好きな人」となり、
以前は趣味のひとつだった都内街歩きにも、なかなか出向くことが減ってしまいました。

それでも、人混みに出向く日は、
それなりの理由、情熱ある目的がある日です。

今回のおでかけは、久しぶりの美術展!
国立新美術館で開催中の
「マティス 自由なフォルム」を鑑賞させていただきました!

雨が降っていましたが、
美術展はとても盛況していました。

学生さんやシニアの方も多く、
どの作品にも皆さんの静かな熱視線が集まります。

「ARTに会いに行く理由」
それぞれがたしかに、ARTと対峙する理由を持ち、
同じ美術展の会場に訪れ、
同じ作品を静かに鑑賞しています。

美術展や映画館などはひとりで訪れることが多く、
私もその会場の中で、静かにARTと対峙しました。

それはそれは豊かな時間です。

少し日本的な美しさのある作品

静かだけど、少し情熱的な時間でもあります。

生々しい本物の絵を前にすると、
自分も絵が描きたくなる性分です。
(歌を聴くとつい歌ってしまうのと一緒な感覚。)

特に、今は趣味で紙絵(切り紙絵)をやっているので、
マティスの切り紙絵の展示には身を乗り出す勢いでした。

マティスは、創作過程に出た紙の端切れも、その場で捨てずに、
画面の中で素材として活かして貼り付け、
作品の中で活かしているように感じられました。(偶然の産物もいきいきと美しい!)

同じ色の紙を重ねて立体感や凹凸、色のコントラストを出したり、
紙という素材をもってしても油絵のようなタッチを感じます。

また、マティスのはさみ捌きも想像してみました。
私が推測するに、結構スピード早く切っているような感じがしました。
切れ味良く、スピード感を持ってはさみを動かしているマティスを想像しました。

ART鑑賞は創作意欲が湧いて来ます。
とてもワクワク、私もこんな風に、あんな風にやってみたいぞ!と、
楽しい期待が湧いて来ます!

もうひとつ「ARTに会いに行く理由」

私の場合、絵やARTを観る事は、心の癒しになります。
幼い頃から音楽を聴くことがとても好きで、私にとって音楽を聴くことは、何よりの心の慰め、癒しとなって来ました。
音楽と同じくらい、絵を観ることも好きです。
作者の製作にかけた情熱や、作品の持つ美しさに心が動かされると、なんて美しいんだろう、と、なんてこの世界は美しいんだろう、と心が癒されます。

ART(音楽や絵)がある限り、この世界は捨てがたいと、
ある意味、生きる理由のひとつでもあるかもしれません。
(反対に言うと、死なない、死ねない理由のひとつでもある。)

ART、音楽、人間が生み出したものの中でも最高峰なものが芸術ではないでしょうか。

やはり、美術展に足を運ぶことには、
多くの意味がありそうです!

今回、少し遠出して、
マティスのARTに触れられたこと、
とても素晴らしい体験になりました!

また、気になる美術展には積極的に訪れたいなぁ。

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