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子供の為だから家具をアップグレードしようかな

今日、知り合いから家具のコーディネートに関して相談があったけどやたら条件が多かったなw

打ち合わせをしている間は横から顔を覗かせてくる知り合いの子供K君。
目の前の飴を食べたいけどお母さんの殺気がピリピリと伝わってくるんだよね。
分かるよ。すっごく分かる。お父さんは打ち合わせに必死だから相手にされないだろう空気感が伝わるんだよね。だから最後の駆け込み寺として自分にアピールしてくるんだよね。
でも残念。自分には飴を食べさせてあげる権限はないの。許してね。できることとすれば、お母さんのご機嫌を取ることしかできない。だから一緒に頑張ろう。

そんな攻防の中でひたすら打ち合わせが行われた。
家具の配置や組み合わせ、色合わせ、雑貨ディスプレイまで細部まで決めていった。
スムーズに決まり、内容もよかったのではないかと安心した。

しかしここで何かと課題として出てくるのがメンテナンスのことだ。
メンテナンスと言っても家具の修繕などのことではなく、日々のクリーニングのことである。そう、私の真横にいるK君がもたらすであろう汚れ等のことである。
ソファやチェア、テーブル、ラグなど今日決めたもの全てが対象である。
やはり子供は汚すのが仕事といっても過言ではないくらい派手にやってくれる。
飲み物や食べカス、落書き、傷付けるなど例を上げたらキリがない。

とはいっても今はメンテナンスが非常にやりやすい時代になった。
技術も発展し、ソファなどのファブリック生地でもクリーナーで簡単に染み抜きできてしまう。メンテナンス方法もいろいろとあり、あまり心配しなくてよくなった。

ただ、どうせ汚されたり壊されるのであったら、とりあえずのものを使おうとか何でもいいから安いもので済ましておこうっていうよりかは子供の為にできれば少しでも良いものを使おうっていう考えの方がかっこよく感じる。自分の大切な子供だからこそ、価値あるものを使ってもらう。日々の生活の中で目に触れ、肌で感じ、五感を研ぎ澄ませ、美しいものは何のかを感じてもらう。本物の素材との接点は喜びを与えてくれる。いいデザインは人生を豊かにしてくれるきっかけを与えてくれる。
いい家具であればメンテナンスもしやすい。チェアであれば座面の張替えも容易、テーブルであれば傷も汚れも消すことができる。なんといってもダメージが味になっていく感じはメンテナンスできる家具ならではのメリット。

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表面上の利便性を考えるのも大事だが、
子供には接する時間が長い道具だからこそ、いいものを使う機会を与え、デザインを通して豊かな時間を用意させてあげることを忘れてはいけないと思う。


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