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『シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか』(オレンジ文庫)/『しずく石町の法律家は狼と眠る』(角川文庫)

キャラクター文芸の既刊紹介です。

『シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか』(集英社オレンジ文庫)

少し未来の大さいたま新都に存在する、文化庁国際シェイクスピア警察課。
世界中で毎日のように上演されるシェイクスピアの潤色を取り締まる。
もちろん表現の自由に基づき反発するシェイクスピア・テロリストたちが、今日も大さいたま新都、市川市、横浜市などでシェイクスピアの地下上演テロを繰り広げる。
国際シェイクスピア警察課課長鬼武丸天道と、シェイクスピア・テロリストの遮那王空也の言葉を巡る闘いの物語。

『しずく石町の法律家は狼と眠る』(角川文庫)

1200年前、阿弖流為が北の勇であった頃。時の征夷大将軍坂上田村麻呂との因縁の場で、弟の風火を白い犬にされてしまった空良。
時を超えた現代の東京石神井公園近くのしずく石町で、法律家の空良は人前に出ると犬になってしまう風火のおいしいごはんを食べながら暮らしている。
そこに因縁の征夷大将軍が弁護士となって現れ同居することに。

『この2冊の本にまつわる雑談』

キャラクター文芸というジャンルだけでなく、この2冊には共通点があります。
微妙に未来の話なんです。

『シェイクスピア警察』は、2030年くらい。なので我々が今経験している出来事のない、パラレルワールドになってしまいました。
余談ですが、いや切実に空也や飛鳥が主人公の続編が書きたかった。あきらめるまい。飛鳥は大変だと思うのですよ。

『しずく石町の法律家は狼と眠る』は、最初から我々が今経験している出来事が終わった世界なので数年後に設定しています。
わたしの希望!にて割と最速の設定です。
月の満ち欠けはその年の月暦にて書きました。

『しずく石〜』は、本来3冊くらいかける物語を1冊で書きました。
「次があると思うな」
という退路断ち癖で、書き残したことがないように書いたのでゆっくり読んでやってください。
ここもっと書きたいみたいなことは残ってますが、もし続きが書けるなら、息がつけるわちゃわちゃをこの3人で書きたいな。

よかったら読んでくださいまし!

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