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内藤晃の読書案内(2)

作曲家の一次資料を読む愉しみをみなさんと分かち合いたいと思い、動画をつくってみることにしました。ぜひご視聴くださいませ!

第2弾はシューマン、シューベルトです。

ご紹介している本はこちらです。

シューマンの音楽評論集。ショパン、シューベルト、ブラームスなど…ペンの力で共感する音楽を後押ししようとする強い意志が滲み出ています。架空の「ダヴィッド同盟」結成も、空疎な流行音楽に対抗して本物の音楽を…という連帯意識や決意の現れでしょう。架空の人物フロレスタンとオイゼビウスに議論をさせる小説仕立ての評論スタイルは、彼の音楽そのものを彷彿とさせます。

シューマンがクララと交わした熱いラブレターの数々。離れ離れの2人にとって、手紙で新曲を贈って弾いてもらって感想を語ることが、愛を確かめ合うことでした。絶版につき復刊希望!

シューベルトを愛した友人たちが、彼との思い出…少年合唱団時代の寮生活やオーケストラのことや、シューベルティアーデのこと、彼の性格や交わした会話のこと、彼自身の演奏のことなど書いてます。生の証言!シューベルトを知るために必読です。


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