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【KDP】二度目の世界で君の手を取る 下【ななと文庫】

KDPでBL小説を個人出版しました。第3弾です。

 ――超能力、旅人、一夜の過ちから始まるアラビアン・ラブロマンス。

 砂漠にあるルアズ国に生まれた、ラティ・セイナフは、昔から異形のモノが視える目に悩まされていた。
 いつか自分は化け物に殺されると信じて疑わないラティは、王宮で仕事をしていてもどこか無気力だった。
 そんなある夜、ラティは深酒をしてしまい、美貌の人ナセ・イスハと出会って一夜の過ちを犯してしまう。
 世界の全てを知っているかのような不思議な物言いをするナセに関わっていくうちに、ラティはいつの間にかナセに心を奪われてしまい……。

 異国の美しい旅人×王子の従者。

※上巻の8年くらい前の世界。アリーの従者、ラティの過去編。
時系列は下巻(過去)>上巻(未来)。上、下どちらからでも読めます。

二度目の世界で君の手を取る 下


あとがき(日記)

上下巻構成になっていますが、下巻から読むと時系列順になるので、下巻から読む方が作者的にはオススメです。
じゃあどうして、下巻を先に持ってこなかったかというと、
下巻の結末がBLっぽくないから。
以下、下巻のネタバレになりますので、ネタバレ大丈夫だよ、むしろ読む前に結末を知りたいって方は、お進みください。




ナセは自身の「視える力」で家族を不幸にしてしまったというキャラクターです。彼は旅人として一人で生きることを選び、少しの寂しさと引き換えに幸せと自由を手に入れました。たとえ好きな人が出来たとしても、相手を不幸にするので、自分の力が相手にバレたら一緒にいる未来は選べません。


……冒頭が、重い。


道中はどちらかといえば上巻の方がハードで、下巻の方がらぶらぶ甘々です。

内容が、上下でどれだけ違うかというと

上下巻のログライン

異世界転生して好きな人と再会、前世の夢を攻めと2人で叶えて末長く幸せに暮らしました(上巻)

不幸な生い立ちの二人が出会い恋に落ちるも一緒にいると相手を苦しめるから未来で幸せになることを決めた(下巻)

ファンタジー小説ならも/の/の/け/姫エンドもエモくてありなんですけどBLなので……。
お色気?シーンは盛り盛りなシリーズなのですが、
BLらしくはないな〜と思いまして今回の順番になりました。

下巻の最後で、ラティがナセに手紙で「定職につけ」って書いているのですが、定職(王宮の新しい神官)についた結果が上巻のサブストーリーになっています。

タイトルの「二度目の世界で君の手を取る」は
ラティとナセが数年後、二人で一緒に生きる未来を選んだこと。
スイが異世界転生して二度目の世界でアリーとアイドルになる夢を叶えること。
から付けました。

少しでも楽しんでいただけたら幸いです。


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