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#119_競合に対する考え方

事業をしていると、必ず出てくるのが、競合との関係です。

僕もタイで整体事業をしていたときも競合はありました。日系の整体屋さんはもちろん、見方によっては、タイのマッサージ屋さんや美容関係のサロンが競合になることもあります。

ただ、「競合がある=マイナス」というわけではありません。
競合がいることで切磋琢磨して成長することができたり、業界自体が盛り上がったりします。

今日は「競合をどう考えるか」というテーマで書いていきます。


01. 競合がいない世界

競合の話をするときにレッドオーシャンとかブルーオーシャンという言葉が使われます。

レッドオーシャンは「競合が多い状況」を示していて、ブルーオーシャンは「競合が少ない状況」を表しています。

じゃあ全く競合がいない完全なブルーオーシャンがいいのか?というとそこも疑問があります。

これだけ技術が発達して、様々な製品やサービスがあるなかで、本当にそんな市場があるのか?ということを考える必要があります。

自分が思いついたアイデアが本当に特別なものか疑うことも必要です。
既に誰かが思いついて失敗していたり、全く市場がない可能性もあります。

「ブルーオーシャン=競合が少ない=いい市場」とすぐに考えずに、なんでブルーオーシャンなんだろう、と考えてみることが大切です。


02. 競合がいる世界

最初に書いたように、僕がタイで整体事業をしていたときは様々な競合といわれる存在がありました。しかもタイはマッサージ大国です。

そんななかで日系の整体事業が進出しても超レッドオーシャンのなかを小舟で進んでいくようなものです。

ただ、考え方によってはレッドオーシャンになるということはそれだけ市場があるということもいえます。

その中で、他の整体業やマッサージ屋と違う自分たちの独自のやり方(差別化要因)を作ることができれば、大きな市場だからこそ、自分たちが生き残るポイントがあるともいえます。

また、同時に競合がいると、競合から学ばせてもらったり、刺激をもらったりして、自分たちを成長させることに繋がる場合もあります。

このように、競合が多いということは、そこには大きな市場があるということであり、だからこそ生き残ることができるパターンもあると思います。


03.  No.1しか生き残れない市場かどうか

それでは、レッドオーシャンがいいのか、ブルーオーシャンがいいのかというと、結論は「自分たちが扱う製品、サービスによる」というのが結論になります。

ただ、ここで押さえておくべきポイントは「自分がいる市場はNo.1しか生き残れない市場かどうか」だと思います。

例えば、検索サービスでいうと圧倒的にGoogleが使われています。2番目や3番目に便利な検索サービスってなかなか生き残りが難しくなります。

このようにオンラインでは距離の問題がないので、No.1のサービスが生き残りやすい特性があります。

整体って基本的にはオフラインでの提供になります。
そしたら距離の問題があるので、出す場所によっては、近くのお客さんが来てくれることもあります。

このようにオンラインやオフラインでも特徴が違てきますし、自分の事業の特徴を抑えておくことが大切だと思います。


04. まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回のコロナであらゆるサービスのオンライン化が進んでいます。

オンラインってすごく便利ですが、基本的にはNo.1しか生き残れない領域になりやすいと思っています。

今の風潮を安易に考えてすぐにオンラインに乗り出さずに、自分たちの事業の性質や特徴を一度立ち止まって考えることも必要だと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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