社説 day1 開発と環境保護

大規模な森林火災は大きな被害をもたらす。各国が足並みを揃えて課題に取り組むべきだ。
今年アマゾンでの森林火災件数が増加している。背景にあるのはブラジルのボルソナロ大統領の開発優先政策である。この政策で、環境保護規制の緩和や違法伐採監視の予算が削減された。またG7においてアマゾン火災沈静化のための資金協力が決まったが、一時は援助を拒否した。ブラジル経済の低迷、経済格差の是正を図る政策は理解できるが、アマゾンが世界に与える影響を軽視してはいけない。
開発と環境保護の両立は、新興国と途上国共通の課題であり、日本などの先進国は、政策や技術、資金面で支援を続けるべきだ。

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