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JHL新体制発表後の(個人的な)違和感とワクワクについて。

※今回書く内容はあくまで個人的な意見・感想であって、関連する団体や組織のそれとは全く無関係ですので悪しからず。

先日、日本ハンドボールリーグ(JHL)新体制(新理事)が発表されましたね。何と言ってもフェンシング協会会長の太田さんはインパクト大ではなかったでしょうか。多くのメディア・SNSでは好意的に捉えられていて、期待値も大きくなっていると感じています。

その中でありがたいことに理事に選んでいただき、これからのJHLを新たに構築していくメンバーとして参加させていただけることになりました。責任を感じるとともに、これから始まっていくだろう仕組み作りを楽しみにしています。

というつまらない前置きはこの辺にしておいて。(笑)

いくつか思うことがあったので書き留めておきたいなーっと思いnoteに書いてみることにしました。これから進んでいく上で読んでくださった方と共有できたらいいなと。

違和感について。

発表後からたくさんの方に「おめでとう」と温かいお言葉いただきました。素直に、自分のことを気にしてくださっていることが嬉しかったです。ありがとうございます。
それとは別で、実は本人からすると「おめでとう」がしっくりきてなかったりしてます。というのは、まず周りのメンバーが凄い(後述します)。相当頑張らないといけないなーって感じています。仕組み・事例を勉強し、そのメリット・デメリットを把握した上でどう活かせるのか。そもそもどんな未来を描いてそれを持ち込んでぶつけられるのか。今いるクラブではなく、日本のハンドボール界を魅力的で熱狂出来るものにしていくための目的地はどんなで、そこに行く道筋や手法はどうで、何から手をつけなきゃいけないのか。

あのメンバーに挑むのはハードル高いぞ、これは。。。

全然おめでたくない(~_~;)。

となったわけです。 笑

とってもありがたいんですよ、色々。ただ、今この状況を手放しで素直に喜べないなーっていう感じっていうことだけお伝えしておきます!

もう一つの違和感、なんとなく「凄いんでしょ」

よく見るけど、なんだか変わりそう!動きがある!っていうなんとなく「凄いんでしょ」感。
これは仕方ない部分はあるんだけれど、もっと中身というか本質をみるとより凄みがわかるというか、面白いというか。

確かに少数精鋭、外部理事・女性・若手積極登用は仕組みとして素晴らしいし、太田さんがいることでハンドボールを知らない人へ今回の動きを知らせることができたと思います。

が、これを紐解いていくとさらに面白いんですよ。

まず外部理事。

どんなスペシャリストなのか。

・演出やマーケティングを駆使して観客を魅了できる人 → 少ない観客を増やす方法を知っている人

・空間想像ビジネスのエキスパート → 会場に来る人の満足度を上げられる人

・元Jリーグ常勤理事&ガバナンスエキスパート → Jの具体的施策や方針を熟知、新たな組織の基礎を作れる人

・海外スポーツビジネスのプロフェッショナル → スポーツビジネスの仕組みや作り方を知っている人

つまり、外部理事4名でビジネスがうまくいく方向性がわかって、そのための組織の基礎を作って、観客増やせて、満足度上げてリピーター増やせるんですよ!流行りのサスティナブルってやつ。高レベルでの。

そしてチームからの理事でも、エントリオというアリーナを独自に持ち、VにもBにもチームを持つ豊田合成のブルーファルコン半田GM。企業チームとしてスポーツチームを保有して進む新たな道を見せもらえると思っています。

オムロンは今までの女子ハンドボール界への貢献度はとてつもなく大きいと思っています。伝統があるということは今までの酸いも甘いも知っているチーム。そんな伝統あるチームで、選手経験、日本代表経験もあり、女性アスリートの視点も持っていて、なおかつGMでもある勝田さん。

リーグ・協会からの松井さんはJHL事務局長ですが以前はFリーグ事務局にいて、サッカー界のやり方や仕組み、施設のことも詳しく外の視点を持ちながらハンドボールのことも知っている方。事務局長なのでどこまで突っ込めてどこで守るべきか、ラインを知っている人なんです。

野呂さんは日本ハンドボール協会副会長でたくさんの知見をお持ちですが、多くの外部の方との繋がりをお持ちです。実際に前室で少しお話しさせていただいたときに三重県知事をよくご存知だったみたいでその場ですぐに繋いでくださいました(行動力凄かった 笑)。

この理事達で十分に新しいものを作って、まとめて、進めていけると思いませんか??

そしてこの理事達をまとめるのが葦原さん。野球、バスケでの日常業務経験はもちろんのこと、バスケ界の混乱から今のB組織体までやってこられた変革の中にいて経験されている人。川淵さんのやり方も直に感じられているわけですよ。これからJHLを新しく構築していく上で、こんな経験を持っている人を他に探すの難しいと思います。つまりこれ以上ない適任者

なんか、ワクワクしません?

これがあった上で、凄いのが最初にあった少数精鋭・外部・女性・若手なんです。少数精鋭ということは一人一人の意見の影響が大きい。しっかりした意見であれば通りやすい少数が良い。多くの女性はコミュニケーションが上手で会議全体が黙ったままということが少ない。若手は意見も出すが、ミスしても取り返せばいいというマインド持っている人が多いと思う。活発な意見が出やすい仕組み。そして割合も。もし全くハンドボールでは不可能な意見(ルール上の問題など)が外部理事から出てきても通らない( 4:6 になる)。だけど実現可能でそれがチーム側が拒否するだけ、リーグが拒否するだけであれば通る(3:7)。でも4だから外からの意見が通りやすくなっている仕組み。

絶妙。

葦原さんはよく「全会一致で進めることはしない。最終的な判断は私がする。」と言われています。なんでも多数決で進めるわけではないと思いますし、同数であれば葦原さんが決めていく。仕組みを考えるとこんな中身なんですよ。

もうね、この状況を見せられて考えさせられただけで僕自身の勉強になってるわけです。ちなみにつらつら書いてるけど、正解かどうかは知らないですからね。(笑)

たびたび書きますが、こんな素晴らしい仕組みとメンバーだから責任もこれから自分自身を成長させないといけないプレッシャーは凄い。

ね、おめでたくないでしょ? 笑

けど、会見でも言った僕自身のワクワクはここにあって、自分の知らない世界を知っている人達と関わることで自分の世界観が広げられることが好きなんですよ。こんな形で人、組織を見て楽しみになったことは初めてなので、これから会議で議論をできるのは今からワクワクです。

自分の役割は。。。

そんな中での自分の役割。

正直、わかりません。(笑)

うーん、自分が持っているものって他の理事さんでだいたいカバーされていると思うんですよね。

なので何を役割とするかではなく、自分の考えていることを伝えて行動したら良いかなーっと思います。

僕が何を考えているかってことだけど、日本でスポーツの価値や役割がもっと高まり、日本に住む人の満足感を高めたり多様性に繋がれば良いなと考えています。

注目されて新しく作るリーグ。他のJやBやVといったリーグと同じような役割ではいけないと思っています。JHLは男女ともに存在しているリーグ。女子スポーツの価値向上や選手の給与にも反映されたら良いなと思っています。もちろん関わるスタッフも含め、人生の選択肢として選びたくなる場所であるべきだなと。そういう意味でも女性理事が多いことはとてもプラスに作用していきそうだなーって。そしてただただ大きな規模にすることが目的ではなく、地域や地元の小さなクラブでも取り入れられる仕組みも示し、よりスポーツが広がって、楽しめて、根付いていく。そんな広がりを見せられたら素敵だなと。あくまで個人的な意見ですけどね。

そんなゴールを見据えた中で、自分にやれることをただただやろうかなと思います。僕はバランサー・最適化が得意だと思っているので、先のゴールに到達するために今ある環境やモノ・仕組みの中で今やるべきことを見つけて頑張ります。

つらつら長いこと書いてしまった。。。

最初にも書きましたが、ここに書いたことはあくまで個人的な意見ですので実際のところがどうなのかはわかりません。ですが、自分が感じて思ったことは事実なので書き留めたかったのです。

何にしても理事会が実際に動き始めるのは7月以降ということになりますので、また進みながら考えて、レベルアップさせて、書きたくなったら書きます。

怒られない範囲で。 笑

長い駄文、読んでくださってありがとうございました。

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