「結果」と「プロセス」は関係ない(バシャール)
ーー「プロセス(過程)」は実際には具現化の「許可証」に過ぎませんよね?
「プロセス」はそれ自体が独自の「事象」であり、その事象の中の全ての体験は「許可証」です。
ーーでは、私たちが例えば「家を建てる」というプロセスの中にいて、そして「実際に家を建てた」というプロセスに至ったならば、途中のプロセスはそれを手放すことを選べば不要になり、それによって「家が現れる」と。
そうです。
ーーなるほど、なるほど。
なぜなら、「すでに家は完成している」ことをあなたは「知っている」からです。
「家を建てる」ということは、「家を建てる」という事象の体験を単に「選ぶ」ということです。
しかし、あなたがそれを選ぶか否かに関わらず「完成済みの家」という事象はすでに存在するのです。
そしてあなたの「ビリーフ」にとって必要だと信じるあらゆる手段を使って「すでに完成した家」という事象に同調した波動へとあなたが変化することは、何も問題ありません。
一部の皆さんは、単に「集合的に合意した現実に属している」という概念から「家を建てる」という事象を経る必要があるというビリーフを持っているのです。
「すでに家が完成している」という周波数に変化することを自分に許可するために。
でも、そうしなければならない訳ではありません。
ーーでは、プロセスを経たらそれを手放せるんですね?
そのプロセスが「何のために」あるのかを理解して、その「プロセス」という事象の体験の助けを借りて、あなたのビリーフをある特定の形で変えることができたなら、その事象を体験する「必要性」を手放すことができるでしょう。
ーーなるほど
そして、まだある程度残っているプロセスがあるならば、あなたはそれらをまだ持っていたいのかもしれないのです。
あなた自身や他の人に役に立つような様々な理由によって。
しかし、いわゆる「プロセス」という事象を一切体験しなくなる可能性はあります。
しかし一部の皆さんはそれを体験したいのです。
なぜならそこから「学べる」からです。
ただそれを「減らす」ことはできます。
あなたは、その事象から何を得ているのかを特定する必要があるのです。
ただし、そのプロセスを「手段」ではなく独自の「事象」として見るのです。
「家を建てる」ことと「完成した家」を体験することには何の関係もありません。
それらは2つの異なる現実です。
しかし、時にあなたは「家を建てる」体験をする必要があるかもしれないのです。
あなたのビリーフを「完成した家を持つ」という事象の波動に変えるために。
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