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一口馬主忘備録②二勝クラス狙いの真意

一口馬主を辞めて記憶が無くなる前にアウトプット。また再開する時に読み返してインプット出来るように遺していきたいと思います。

出資馬の目標は?と聞かれたら二勝クラス入です(即答)少し前までは1000万クラス入りでしたが(一緒やん)

この目標を掲げる理由は二つ
①募集価格の採算性
②走り続けてメリットのある賞金水準

まず①ですが、単純に私の出資馬の募集価格が平均で1500万。募集価格1500万円で二勝クラス到達までに本賞金が約1500万。そこに各種手当奨励金を含めれば約2000万円。これで馬代はほぼ回収。

そして②あとは二勝クラスで入着掲示板を繰り返せば維持できる。年間の維持費が大体500万円くらいなので二勝クラスなら一年間に6走くらいで掲示板に1回入着2回くらいでなんとかやっていけるでしょう。

今この状態にあるのがウインスピリタスですね。長谷川厩舎に転厩して見事に立ち直りました。長谷川先生には感謝です。

さてこの『二勝クラス入り』の目標ですが、私が一口馬主を始める時に『いつかウインバリアシオンみたいな馬に出資を』という夢の目標を掲げる一方で、現実的に自分が一口馬主を続けていくために金銭的な負担を感じない水準はどこなのかという結論です。…なんとなく競馬新聞の賞金欄を見ながらそう思っただけなんですけどね。

もう10年近く前になんとなく思ったことをずっと目標に掲げている訳ですが、JRAのクラス編成を見ていると二勝クラス狙いは決して間違っているとは思えない点として、①勝ち上がりを重視しすぎると一勝クラスの出資馬が大量になる②三勝クラスは地獄③地獄を抜けてオープン頭打ちは最悪。の三点が挙げられると思います。

まず①ですが、一勝クラスは賞金水準が低く馬券に絡む成績を期待できない状態だとランニング面で厳しい。その状態が出資馬のボリュームゾーンだと金銭的な負担は軽減しない。

②と③は殆ど同じような感じですが、②三勝クラスからはレースのバリエーションが減ります。特に厳しいのはダート長距離でウインダークローズがここで嵌りました。ダークローズはもう南関でいいんじゃないかと思っていましたが南関に移籍することなくサラブレッドオークションで売却され今は高知で走っています。
その三勝クラスを突破しても③オープン特別やリステッドを突破しなければ重賞では通用しません。かと言って簡単にオープン特別やリステッドを勝てるかと言われると…

上を見ればキリがないですので、現実的な目標として『二勝クラス入り』
勿論このクラスの馬が一段成長して更に上のクラスへという気持ちはもちろんありますが、勝つために馬が潰れてはいけないという葛藤はあります。無事に走り切ることも大事ですから。

それで本当に楽しいのかと思われそうですが、一口馬主を続けていける環境こそ私にとっては重要な事だったので、その方針はぶれることはありませんでした。

因みにウイン出資馬(JRAデビュー現時点で四歳世代まで)合計21頭のうち二勝クラス入りまで勝ち上がったのは8頭ですが、このクラスを楽々と突破した出資馬は少ない印象です。
今日ウインモナークが楽々と勝ってくれると期待していましたが2着でした。やはり2勝クラスは大きな壁ですね。

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