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50g売りと100g売りは目的が違う

前回コーヒー豆50g売りとその価格について書きましたが、今回は50g売りをする目的についてもう少し掘り下げて書きます。

前回書いた50g売りの理由は「少量しか飲まない人用」と「数種類試したい人用」です。このタイプの人に向けて50売りをしています。

ですが、前回も書きましたが50g売りは割高になります。実際手間はバチクソ増えますが、豆が全て50gパックで売れた方が利率は高いです。もちろん、発送の手間が恐ろしい事になるのでやめてほしいですが…

では、お客さんの為を思うなら100g単位にしてコスパ下げるべきかというとそうではありません。実はコスパ悪くても、先の2タイプの方には50gパックの方がお得なんです。

なぜかというと、珈琲豆の賞味期限が関係しています。

珈琲豆に消費期限はありませんが、日が経てば味はおちるので、賞味期限はあります。焙煎日から起算して3ヶ月が目安です。事実、焙煎から何ヶ月も経つと、味が明らかに悪くなります。

ですから、美味しくコーヒーを飲むには、焙煎日から3ヶ月以内に飲み切る必要があります。

なので、少量しか飲まない人に関しては100gでも多いというニッチなニーズは出てきます。そして何より複数種類試したいという人にとってこれは中々悩ましいところです。

例えば豆を3種類くらい飲み比べたいと思った時、100gパックしかなかったら計300gを購入することになります。

ですが、これを賞味期限内に飲まなければ味の落ちた豆が大量に残ることになります。しかも、賞味期限は焙煎後3ヶ月と言っても、焙煎日直後に届けられるとは限りません。

焙煎日から1ヶ月後の豆なら賞味期限まで2ヶ月です。一月に100g程度しか飲まない人にとっては、これはそこそこキツイ話になります。

珈琲豆自分で挽く人にとっては何種類か飲み比べたいものですが、飲み比べるたびに一種類100gも来たら中々多いです。もし余らせたら、家に味の落ちた豆が残り処分に困ることにもなります。

ならば、多少コスパ悪いけど使い切れる量の豆を買うのと、コスパはいいけど余る量買うのとどちらがいいかという話になってきます。

ちなみに、あっきーら珈琲ではブラジル豆で、100g売りは¥600くらいの予定で、50g売りは¥400です。

100g3パック買うと¥1800で豆、50gパック3つなら¥1200です。豆の量とコストから見れば前者の方がお得ですが、結果余らすのならコスパ悪くても後者の方が価格も安くて使い切れるので逆にお得ではないでしょうか。

100gパック3つを買って飲み切れる方なら是非そっちを購入していただきたいですが、まだどれくらい消費するかわからない方や、そんなに飲まないから少量パックが欲しいという方なら50gパックの方をお勧めしたいです。

購入する方のコーヒーの飲み方を考えると、この50gパックのニーズは結構大きいのではないかと思うんです。なので多少コスパ悪いですが販売している形です。

そして、こういう50gパックと100gパックの違いを知ってもらってコスパ以外の面からお得な買い方を考えてもらいたいと思い、noteなどのSNSでの発信も続けていきます。

今回はこの50gパックと100gパックの違いについて書きました。単にコスパ悪いだけではないんですよと知ってもらえたら幸いです。