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この日が来てしまった。V6 解散するってよ

2021.3.12 16:00。
その25分ほど前に来たメールを見て、動揺は隠せなかった。
そこから2時間、仕事はしてたんだろうけど、ほぼ記憶がない。仕事が手につかなかった。

Twitterで、ひたすら不安を隠そうと、ツイートをしていた。
残る2人のどちらかが結婚するのか、とか、ツアーをやりますなのか、いいお知らせだと思っていたかったのかもしれない。

ファンクラブ会員だけが見れるサイトで、その時を待った。

動画が公開されて、それと同時にネットでは某ゴシップ記事を書くので有名なサイトが、情報を公開した。

V6、2021年11月1日で解散。
同時に森田剛さんがジャニーズ退所。

お知らせのメールを受け取った時点で、一瞬「解散」という言葉がよぎったのは、嘘ではない。
ただ、自分は認めたくはなかった。

本人たちの口から、その言葉を聞かされるまで信じない、と思っていたが、現実となって世に放たれた。

頭では理解しているけど、感情がついていかない。
自分のずっとずっと推していたグループの未来が、今年終わりを告げる。


あまりヲタク感を出したくなくて黙っていたが、今年、V6ファンになって25年を迎える。V6結成より約1年遅れのファンだった。
きっかけは、当時香取慎吾くんファンだった自分は、香取くんが親友だとずっと言っていた井ノ原くんがいるグループがデビューする、ということは認識していたし、積極的に見てはいなかったけど、時間が合えば出演番組を見ていた記憶がある。
その彼が出演していた「コーチ」きっかけで、V6というグループをもっと見てみようと思った。

V6が出演した音楽番組を見て、岡田くんに堕ちた。
本能で瞬時に彼に惚れた。

それから約25年。

彼らの中でも紆余曲折があっただろうし、解散の危機も何度もあっただろうと思う。ファンもそんな空気を感じていた時期もあった。
それでも「V6」という家を守ってくれた、彼らに尊敬と感謝の気持ちを持って、ここ10年くらいは過ごせていた。このままゆるゆると、V6という箱はありつつ、個人で活動していくんだろうな、という安心感を、どこかで勝手に思い込んでいたんだろうな、と今になって思う。

本人たちの口から、『解散』という言葉を聞いて、最初は「あぁ、この時が来てしまったか」と最初は思った。
どこか冷静に情報を整理しようとする、自分の性を呪ったくらいだ。

それから。。。

彼らと関わった、いや関わっていただいた関係者の方々のツイートなどを見て、途端に涙があふれた。
SMAPや嵐のように、全国民から愛されるグループではなかったのかもしれない。でも、同じ業界や、彼らが出演していた番組のファンだった人たちがみんな少なからず動揺し、残念がっている。寂しがっている。
その空気に触れて、一気に涙があふれた。

寂しいとか、悔しいとかそんな感情じゃない。
ただ「泣きたい」。

V6というグループの未来が、この先ないんだっていう何とも言えない感情に、この時間までずっと苛まれている。


『学校へ行こう』
V6のファンではなくても、この番組を見ていた人は多かったと思う。
他グループのファンの人も、『学校へ行こう』を見ていた、未成年の主張をやった、など、多くのツイートを拝見しました。
少なからず、影響を与えていたグループだったんだよ、V6は。


おそらくこんなものじゃない。ここに取り上げさせていただいたツイート以外にも、業界の方の多くが、V6の解散報道に反応をしてくださっていると思う。これからもどんどん出続けるだろう。

皆さんが知っている曲もあるだろう。
「愛なんだ」
「WAになっておどろう」

運動会で流れました、やお遊戯会で使いました、といったエピソードを目にしたことも何度もある。


自分は、V6と出会う前から、この世に存在する価値はない人間だと思って生きていた。今でもその気持ちはどこかで残っている。
さすがにここ10年くらいは薄れてきたけど、これまで何度も「生きることがツラい」と思って、自分の命を終わらせようと思ったことは数えきれないほどある。特に社会人になりたての頃は強かった。
そのたびに、「V6の番組があるから、見たいから生きなきゃ」、「V6の新曲が出るからダメだ」って、踏みとどまってきた。V6という存在が、ここまで自分を生かしてくれているといっても過言ではない。V6がいなかったら、自分はこの世に存在してない。それは確実に言える事実だ。

改めて書くが、過去、何度もV6には解散報道があった。タイミングは違えど、ファンとしてももしかしたら解散するかも?という時はあった。
それを乗り越え、昨年2020年11月1日、25周年を迎えて、このままV6という母体を残しながら、ゆるゆると活動してくれるんだろうな、と漠然と思っていた。もしかしたら、少年隊のように名前だけ残して、個人で活動していくのかもな、というのもありだな、と思っている自分もいた。

まさに青天の霹靂だった。

KAT-TUN15周年を祝う前に、KAT-TUNの「青天の霹靂」が音源化されて沸いていたこの時期に、このニュースに遭遇するとは、誰も予想はできなかっただろうし、こんな偶然、ないよなって。(自分KAT-TUNも好きです)

彼らの気持ちは尊重するし、理解もしている。受け入れているところもどこかある。
複数のグループのヲタクとして、逃げ道があるだけいいのかなって思った瞬間もある。

それでも気持ちが切り替えられない。

どれだけ推しのアーティストやグループがあったとしても、V6の解散報道でまだ動揺している自分がいる。それだけ、自分の中に、人生にV6という存在が根付いていたことを、今になってようやく自覚する。
それが解散発表のタイミングかよ、って自分をののしった。

これまで、彼らが残してきた功績はずっと残り続ける。個々人で活動している作品は、これからもどんどん発表されていくだろう。
それでも、V6は残してほしかった。それが今の正直な気持ち。

だからといって、剛くんの決断を否定するつもりは全くない。
むしろ、男として素晴らしい決断をしたと思っている。彼らしい、いや彼ららしい決断だなって、尊敬の念が強い。

V6は誰か一人が欠けたらV6じゃない。

その言葉が、なぜかリフレインする。

剛くんのこれからの活動にも注目していきたいし、たとえバラバラになったとしても「V6」を応援していく。
その気持ちに変わりはない。

みんながそれぞれの幸せを願っている。
そしてそれぞれの未来を見据えて下した決断だから。

応援するだけだ。

そんなある一ヲタクの決意表明でした。


ご精読いただき、ありがとうございました。

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