SDGsの本質を理解し、栃木県の未来に思いを馳せる ~行政職員向け2030SDGsワークショップ~
Gift&Share合同会社では、SDGsの理解浸透および組織への実装支援に取り組んでいます。
今回は、一般財団法人 地域活性化センター様の人材育成パッケージプログラムを活用した、栃木県町村会人材育成事業で、栃木県下 11 町職員の皆さんに向けて、2030SDGsワークショップを開催しました。
心でSDGsを理解する2030SDGsワークショップ
SDGsは今やビジネス、まちづくり、教育など様々な分野で欠かせないものとなっています。
一方で、テーマが壮大すぎて自分事化しづらい、結局どうすればいいのかわからないといった悩みを有する組織も多数あります。実際に多くの組織では、以下の悩みを抱えています。
・最初に何から手をつけていいかわからない
・知識としては理解できても「だから何だ」と感じてしまう
・自分の業務に何が関係するのか紐付けられない
・組織で取り組むにもメンバーにどう伝えていけばいいか悩ましい
2030SDGsカードゲームは、2~4人チームに分かれて、2030年の私たちの世界がどうなるかをシミュレーションするゲームです。
多様な価値観や違う目標を持つ人がいる世界で、私たちはどうやってSDGsの壮大なビジョンを実現していくのか。「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」、そして「SDGsによりどんな変化や可能性があるのか」を、ゲームが持つ面白さと最終的にみんなで一つの社会を実現していくという過程の中で、誰もが知らず知らずのうちに熱中しながらSDGsの本質を理解することができます。
SDGsに詳しい方も初めての方も深い気づきが得られるため、小学校から大学、企業では経営層から新入社員まで多様な層に開催され、日本ではすでに20万人以上が本ワークショップを体験しています。
誰もが没入するカードゲームだからこその価値
ゲームがはじまると、参加者はそれぞれ与えられたゴールを達成するべく、皆さん夢中になって行動をはじめます。
他のテーブルのメンバーと交渉をして、カードのトレードをしながらアクションをしていきます。
あっという間に前半の時間が経過し、ファシリテーターより世界の状況を表すメーターに全員で目を向けたところ、参加者一人ひとりのアクションによって、経済ばかりが成長し、環境・社会に悪影響に引き起こしていることに初めてハッと気づきました
あらためて与えられたゴールカードに目を向けたときに、大切な要素があることに参加者一人ひとりが自ら気づいていきます。
本当に大切にしないといけないことは何なのかに意識が向き、そしてそのためにはどうすればいいかを真剣に考えている様子が見受けられました。でも、考える時間はないままにすぐにゲーム後半が開始されました。
後半は、前半とは様相が大きく変わっていました。
前半同様、積極的に交渉がされていましたが、そこで発せられる言葉が自身の利益の追求だけではなく、「もっと社会をよくするために協力してもらえませんか?」と訴える声があちらこちらから聞こえてきます。交渉も残り時間が迫る中、活発に行われていました。
対話から自然と気づきが生まれる振返り
ゲーム終了後、「ゲームの世界で何が起こっていたのか」「現実に置き換えるとどんなことが言えるか」などと参加者同士の対話を中心にゲーム体験を振り返っていきます。
自らの言動が引き起こした結果やプロセスに意識を向けて対話をすることで、どのテーブルも自然と盛り上がり、深い対話がなされて気づきの声があいついでいました。自然と、参加者同士の対話が活発化するのも本ワークショップの特徴になります。
その後、ファシリテーターよりSDGsの本質や行政としてどのようにSDGsに向き合えばいいのかが説明され、参加者同士で自分達の地域に思いを巡らせて、SDGsを自分事化する対話をして、本ワークショップは終了しました。
参加者の声
当社では、見栄えだけ整える表面的なSDGsではなく、本質的にこれからの未来を変容させる取組みに信念と覚悟を持って取り組む組織を本気で支援しています。
SDGsの本質に向き合い、「私たちはどんな社会に生きたいのか」「自社は2030年にどんな存在でありたいのか」から目を背けず、実現したい未来からバックキャスティングで取り組む組織を増やしていくため、今後も邁進していきます。
お問い合わせは公式プロフィールの問合せフォームからご連絡ください。
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