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未来を描く4つの象限:ハイドリーム・ロードリームとコンフォートゾーン・ラーニングゾーン

こんにちは、おーのAです。

今日は目標や夢、未来の描き方について考えてみました。
システムコーチング®︎(ORSC®︎)のツールである、ハイドリーム・ロードリームについてさらに活用するために意識すべきことなどを整理してみました。

ハイドリーム・ロードリームの有効性

ハイドリーム・ロードリームとは

個人やチームの目指す姿を描く際に、ハイドリーム・ロードリームというツールが非常に役立ちます。
ハイドリームは、理想的で最もポジティブな未来のビジョンを描くものであり、ロードリームはその反対で、最も望ましくない未来を表現します。

このツールを使うことで、個人やチームは自分たちが本当に目指すべき方向性を明確にし、具体的な行動計画を立てることができます。

参考:ハイドリーム・ロードリームについて(CRR Global)

なぜハイドリーム・ロードリームが有効か

ハイドリーム・ロードリームは2つを対比させて考えることで、自分たちの目標が明確になり、ロードリームにならないためのアクションを考え出す助けとなります。さらに、このツールは比較的簡単であり、誰でも取り組みやすいという利点があります。

ハイドリーム・ロードリームに感じた課題感

コーチングのツールとしての存在

ハイドリーム・ロードリームはコーチングのツールとして非常に有効です。このツールを使うことで、コーチはクライアントの理想と現実のギャップを明確にし、具体的なアクションプランを考える支援をします。また、ハイドリームを描く過程で、クライアントのモチベーションを高め、未来に対するポジティブなビジョンを共有することができます。ロードリームを考えることで、潜在的なリスクや障害を事前に認識し、回避策を立てることができるため、目標達成に向けた準備が整いやすくなります。

一方、個人やチームで考えるときには、注意が必要です。
ハイドリームとロードリームを対比させて考える方法は非常に有効ですが、現実には物事は二元論的に単純化できないことが多いです。理想と現実の間には多くのグレーゾーンが存在し、それを無視することは現実的な目標設定を難しくします。

将来の目標や夢を描く際に、誰しもが一度はぶつかるのが「環境要因」や「制約」という壁です。個人やチームの目標を設定するときに、環境や現状の制約を無視することはできません。しかし、その制約を意識しすぎると、現実的な目標は描けても、成長や挑戦を伴う目標や夢を描くことが難しくなります。

コンフォートゾーンとラーニングゾーンを組み合わせて考える

コンフォートゾーンとラーニングゾーン

ラーニングゾーンを目指そう!

コンフォートゾーンとは、個人やチームが安心して活動できる領域を指します。このゾーンでは、既に知っていることや経験があることに取り組むため、ストレスや不安を感じることなく、効率的に作業を進めることができます。コンフォートゾーンにいることは安心感を提供しますが、長期間このゾーンにとどまると成長や新たな挑戦が少なくなり、結果的に停滞を招くことがあります。

ラーニングゾーンは、個人やチームが新たなスキルや知識を学び、成長するための領域です。このゾーンでは、未知の課題に取り組み、失敗や困難を経験することもありますが、それが成長の機会となります。ラーニングゾーンに入ることで、個人やチームは新しい視点やスキルを獲得し、より高い目標に向かって進むことができます。

ハイドリーム・ロードリームの課題をどのように補完するか

ハイドリーム・ロードリームのツールを使いこなすためには、コンフォートゾーンとラーニングゾーンの概念を組み合わせることが有効ではないかと考えました。コンフォートゾーンにとどまりすぎると、目標設定が現実的すぎて挑戦の要素が欠けることがありますが、ラーニングゾーンを取り入れることで、成長を見込んだ挑戦的な目標を設定することができます。

ハイドリームを描く際にラーニングゾーンの視点を取り入れることで、現実的な制約を超えた高い目標を設定し、実現可能性を高めるための具体的なアクションプランを立てることができます。また、ロードリームを考える際には、コンフォートゾーンの視点を取り入れることで、避けるべきリスクや障害を現実的に認識し、対策を講じることができます

コンフォートゾーンとラーニングゾーンを組み合わせることで、ハイドリーム・ロードリームのツールがさらに強力なものとなり、個人やチームが理想の未来を実現するための具体的なステップを明確にすることができます。

ハイドリーム・ロードリームとコンフォートゾーン・ラーニングゾーンの4象限で描く未来

ハイドリーム・ロードリームとコンフォートゾーン・ラーニングゾーンの4象限

ハイドリーム・ロードリームとコンフォートゾーン・ラーニングゾーンの概念を組み合わせることで、4象限モデルを考えてみました。4象限モデルを使うことで、環境要因や制約を考慮しつつ、現実的かつ挑戦的な目標を設定することができます。

コンフォートゾーン+ロードリーム

現状の制約やリスクを考慮しつつ、最も避けたい未来を描く領域です。ここでは、自分やチームが現状維持にとどまり、成長や挑戦を避けることで生じるネガティブな結果を明確にします。この象限を理解することで、避けるべき行動や対策を具体的に考えることができます。

コンフォートゾーン+ハイドリーム

現状の制約を考慮した上で、実現可能な未来を描く領域です。しかし、この領域は本当の意味で望んでいる未来であるのか、十分に考える必要があります。コンフォートゾーンである以上、本当の意味での成長を期待できない可能性があります。この領域をハイドリームとしていないかを考えることで、自分たちの可能性を低く見積もっている要因を考える手助けになります

ラーニングゾーン+ロードリーム

未知の領域に踏み出し、挑戦を求めるが、結果として望ましくない未来を描く領域です。しかし、この領域は本当の意味でのロードリームであるのか考える必要があります。ラーニングゾーンに進むことで、望まない結果になる可能性はあるものの、挑戦によって新たな学びを得ることができます。
この領域をロードリームとしていないか考えることで、自分たちの新しい挑戦への恐怖心を理解し、意欲を引き出す手助けになります

ラーニングゾーン+ハイドリーム

未知の領域に挑戦しつつ、理想的な未来を描く領域です。ここでは、現状の制約を超えた高い目標を設定し、それを達成するための具体的なアクションプランを立てます。この象限を活用することで、成長と挑戦を促し、最高の未来を実現するための具体的なステップを明確にします。

どのように理想の未来を描くのに役立つか

4象限モデルを使うことで、個人やチームは理想の未来を現実的に描き、具体的なアクションプランを立てることができます。コンフォートゾーンとラーニングゾーンの視点を取り入れることで、制約を受け入れつつも挑戦的な目標を設定し、達成に向けた具体的なステップを明確にすることができます。

本来の意味でのハイドリームとロードリーム

まとめ

今回はハイドリーム・ロードリームの描き方について私の学びを書いてみました。皆さんのご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回はログラス松岡さんのブログ執筆アシスタントを活用させていただきました!ありがとうございます!皆さんもぜひご活用ください。

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