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プロポーズ記念の日に思う。なぜパートナーシップ制度に取り組んでいるのか

パートナーシップ制度になぜ取り組むのか

2019年5月9日プロポーズをしました。
妻の営むカフェにてサプライズ。
大切な場所で大切な人たちと、その日を大切な日にできた。
いい日でした。

さて、ぼくはパートナーシップ制度に取り組んでいるのですが(5月16日に勉強会やります)

なんでぼくが取り組んでるんだろう。

と改めて考えてみました。
先日、記事を書いていただいたときは

若手市議が先導、東北初のパートナーシップ制度導入へ

「結婚したときに多くの方に祝ってもらった。恋愛対象がたまたま異性であったが、もし同性だったら同じように祝福されていただろうか。そう思うと他人事に感じられなかった」

と答えました。実際心からそう思っています。

結婚ってなんでするんだっけ?

実はパートナーシップ制度は、セクシャルマイノリティーの方に権利を認めよう!というだけの話ではありません。(学んでいくうちに知りました)

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なぜ、結婚という形式をとらなくてはならないの?
という方々もいるということです。
結婚の持つ様々な"制約"からパートナーとしては互いを認めてつつ、形式に縛られない方々がいます。
ぼくは、特段、家族制度に対してイデオロギーがあるわけではありません。(べき。もべきでない。も持っていません)

しかし自分用に、当時の恋人(妻)とのやりとりで感じていた違和感を残しておこうと思います。

互いに東京出身。大学時代に付き合い始め、社会人になり妻が先に陸前高田に移住をしました。
かなり早い時期から、一緒に暮らそう。結婚したいね。ということを妻は直接的に間接的に伝えてくれていました。

ぼくにとっても、ずっと付き合っていたいと思える関係だったため、その想いに応えたいとは思いつつ
「結婚する前と後では何がちがうのか」
「結婚という形をとらないと最大限の愛を体現できないのか」
「まるで結婚がゴールのようではないか」
という疑問がずっとありました。
と、同時に
自分の個人的な感覚として
「この先の長い人生でもっと相性の良い方と出会ってしまうかもしれない。」
「ずっと関係を続けるなんて自分にできるだろうか」
という不安もあり、
この辺をごちゃまぜにして、恋人に伝えていたため
「は?あきらは私とのことちゃんと考えてないの?(考えてるなら結婚という結論になるはずだ)」
と、ずいぶん思わせて&思われていました。

制度と規範・価値観の話

ぼくの個人的な不安はさておき(これは個人であり、二人の関係性の話なので)、結婚という制度への疑問?は今もあります。
いえ、正確には、制度は国が管理する上で、効率的ですし理解できるとして、制度と規範・価値観が密接に絡み合いすぎてることに違和感だったのです。

結果として

ぼくはゴリゴリに結婚しています笑
(※「結婚は、約束だ」という考えに出会いました。ぼくも妻もこの先自由に生き続ける。そんな二人が自由であり続けるために、一緒に生きようということを決めることで、安心して人生を設計できるように。そして、ぼくは妻と人生を約束したいか。でいうとど真ん中でyesだったのでプロポーズをしました)
そして結婚したことで社会的・経済的に「恩恵」を受けていると正直感じます。
・同一世帯としての税の控除
・結婚をして偉い。一人前だ。
などです。

もちろん、ぼくらとしてはうれしいです。祝福をいただくこともあり本当にありがたい。(´▽`)
ただ、結婚をしていない・できないカップルは決して偉くないわけでも半人前でもありません。
婚姻届は役所が平日じゃないと、結婚式は式場が空いてないとできません。(実際コロナで延期になってしまいました)
二人が約束を決めた日は、二人が選んでもいいじゃないか。
結婚というのは、二人のもののようで、かくも多くの制約の中で成り立っているのだなあ。

あー、このへんのモヤモヤも自分の原動力になっているのかもなあ〜
そんなことを思う記念日でした。

制度と価値観はうまく切り離し、様々な方の様々な形の幸せを祝うことのできる社会に少しでも近づきますように。

※プロポーズ記念日は妻と大切に過ごしましたよ(´▽`)!

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