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ラスト・アジサイ

そろそろ北海道の紫陽花も
終わり頃

そして、庭先でよく見る
槿(むくげ)が開きだすと
夏が終わるのを告げられているようで
少しだけ、寂しくなります

いつもは金持ち老夫婦の家の庭の
手入れされた紫陽花を盗んで
(ちゃんと許可得てます)
紫陽花ボールにするのですが

週末は友人が
自宅の紫陽花を持ってきました

要は、俺がボールしたやつを
持って帰るためです

(笑)

結局、3人の友人たちが
俺が作った紫陽花ボールを
持って帰ってしまい
我が家には写メしか残らなかった

まぁ、俺は作っている時が
1番楽しいくて
出来上がるとどんどん興味がなくなるし

捨てるのも面倒なので
お互い様々の一石二鳥

作るのは楽しい

ほぼ青ばっかり持ってきた


友人宅の紫陽花は、ワイルドです
全然手入れしないので
色も先祖がえりしちゃって
ほとんど青しか残ってない

わずかな紫をどうするかで
相当悩みました

品種改良した最近の紫陽花は
違うのかもしれませんが
紫陽花は基本
土のpHで色が変わってきます

酸性だと、青で
そこからアルカリ性に向かって
紫→赤となってゆくんだそうです

日本の国土の大部分は
酸性の土ですから
古来、紫陽花の色は
あの瑞々しい青が基本なんですね

なので最初は紫がいいね
なんて喜んでいても
そのまま放置すると
だいたいご先祖様と同じ
定番の青、に戻ってゆくのです

よく行く金持ち老夫婦の庭は
シーズンの初めに
石灰をまくんだ、と言ってました

なるほどだからあんなに
色鮮やかだったのか

しっかり2時間、バケツで虫出し&水やりします


◯紫陽花ボールの作り方のポイント

紫陽花には大きく2パターンで
力強い紫陽花と儚げな紫陽花
まずここを掴むのがポイントです

その他、簡単なポイントをまとめたので
ご自宅でも手軽に作れますから
ご興味のある方は
来年度の参考にしてみてください

【ポイント1】

・力強い紫陽花と儚げな紫陽花がある

ボールを作る時、儚げな紫陽花を
ボールの下側、縁側に配置すると
ダレてしまい上方に隙間ができてしまいます
強い紫陽花→儚げな紫陽花→強い紫陽花
といった順でパワーバランスに気をつける

【ポイント2】

・葉っぱは、切り落とす

花を密集させたいのが紫陽花ボール
なので、隙間を邪魔する葉は
大きくて硬くてアクセントになりそうな葉を残し
ほとんど切り落としましょう

【ポイント3】

・花の角度を利用する

先ほどの2種類のうちのひとつ
儚げな紫陽花なのですが
手で持ってみると、上に向かって咲いておらず
茎に対して直角または
鋭角に咲いているものがあります
この場合、花が向いている側と反対に
密集させるように束ねてゆくと
より美しくなります

お互いを支えて合わせる、というか
花と花がぶつかり合う張力を
競わせる、イメージです

【ポイント4】

・全体を見て、細部を整える

最後は、全体を眺め
すべての花びらが
外側を向いているかチェックします
葉っぱの方向もここで直します
輪ゴムで花に近い方をしっかり縛って完成


ちなみに毎日
水をたっぷり吸わせたら
1週間以上もちます

紫陽花が水に浮かぶように
水浴び、させてあげてください

紫陽花は水が大好きです

盛りが終わり、ちょっと色が薄くなってる

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