無茶振りタイトルシリーズ第2弾 『働かない改革』
(※この物語はエイちゃんからの『無茶振りタイトル』から、あきちゃんがインスピレーションを受けて書いたお話です。)
2026年4月1日。
今年も僕は働いてない。
これはもちろんエイプリル・フールだからって言っている訳じゃあ無い。
去年の4月1日から、働くとなぜか逮捕されてしまう法律が出来たからだ。
ベーシックインカムが全国民に支給され、全ての仕事はAIとロボットがすることになった。
今や日本国民は自分の趣味や好きなことを極めてアクティブに生きていく人と思考を完全に停止して、ただただコンテンツやエンタメを楽しむだけの人とにはっきりと分かれていた。
おかしいな。
働かなくて良くなったら、もっと楽しい未来が待ってると思ってたのに、これじゃあ何かおかしくないか?
いや、厳密に言うと僕は好きな事が出来るからとても楽しいけど、その一方で(誤解を恐れずに言うと)廃人同然のような人もたくさん増えていることが、とても悲しいのだ。
完全に余計なお世話なのかも知れないけど、命があるのだから『生きて欲しい』。
あの状態は『生きている』というより、僕からしたら『意識不明』と変わらない。
働くことで存在意義を見出だしてた人にとっては、それが無くなったことにより、生きる意味が見出せ無くなってしまったのかも知れない。
これって誰かが悪いとかの次元じゃなくて、そもそもの自己肯定の低さが招いた弊害だと思う。
戦争に負けたあの日から、この国の自己肯定感は、僕たち国民も気付かぬうちにどん底に落とされ続けてる。
今の僕が過去に戻れるならば、自己肯定感を高めるワークショップなんかを日本中に流行らせて、2025年に必ず起こるこの『働かない改革』に向けて少しでも抵抗するんだろうな。
ねえ、そんな訳で頼んだよ、5年前の僕たち。
〜完〜
P.S.また、自己肯定感を上げられるワークショップ「ほめ活」の『やってみた動画』を作ったので、良かった見てくださ〜い😆✨
https://youtu.be/V4bgCO1zYr0
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