こんな論文が目に止まりました。
筆者はAbstractしか読んでませんが早速試したいと思います。ちなみにタイトルの「松岡修造メソッド」なる造語は深津貴之氏のツイートで知りました。
論文によれば複数タイプのタスクで「感情的プロンプト(オリジナルのプロンプトと感情的刺激を組み合わせたもの)」によって品質向上が確認されたとのこと。
ChatGPTでも検証されたようなので、早速GPT-3.5で実践しました。
目次
1、ChatGPT(3.5)で試す
2、松岡修造風プロンプトを試す
1,ChatGPT(3.5)で試す
プロンプト
感情的プロンプト:「 自分を信じ限界を超えてください。」を挿入。
ChatGPTの回答
a,感情的プロンプトなしの場合
b,感情的プロンプトありの場合
あれ、・・・良くなったかも。
落ち着いて比較してみる。違いを整理すると、
1、感情的プロンプト「あり」の方は、人工知能分野を取り上げ、論点を3つ挙げた上で、さらに具体的な論点を3つあげている。結果、9つの論点を出力している。なしの方は異なる3つの分野を取り上げ、それぞれ複数論点をあげている。だが、「あり」のケースより一般的な記述にとどまっている。
2、「あり」ではアルファベット表記による箇条書きによって文章の視認性が向上している。より自然な口語調になっており、読み易い。疑問形のプロンプトを用意してくれた。
一回試しただけだが、これだけ見ると、主観的には品質が向上しているように思えます・・・。てか、プロンプトにエモーショナル要素を加えただけでこれだけ変わるんですね、凄い。
2、松岡修造風プロンプトを試す
ここからはネタ。プロンプトを松岡修造口調にしてみた。
プロンプト例
ChatGPTの回答
松岡修造の熱さが伝染した。最後の「この情報で燃えるか?」で吹いてしまった。あと疑問文が高圧的になってる。うろ覚えだけど、「丁寧に聞いた方が品質が向上する」って聞いたような・・・。
だが品質自体は結構いい・・・気がする。