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【自治トピックス】No.9

 週末は大雪だと騒がれたが、湘南では雪どころか、ミゾレすら降った気配がない。土曜日の深夜に気温を測ってみたら5度だった。真夜中にこの気温では雪は期待できない。不思議なもので、今回の壮大な空振りで富士山は今朝、立派に雪化粧していた。先週まで、真冬なのに雪が積もらない、やっぱり暖冬だと言っていたのに。やはり、地球がなにかおかしい。

 さて、今週もニュースの切り抜きから。

 先週と同様、まずは東京五輪の話題から。

「オリンピックを応援している」とした上で、「感染が広がっている状況で、海外の方をお呼びし、本当に実現できるのか」と懸念した。さらに「このままいったら中止になるんじゃないかな。中止にならない判断を東京と国にしてほしい」と訴え、「中止は避けてもらいたい。中止を避けるには、延期が現実的だと思う」と話した。

 この記事がなぜかヤフーニュースのトップに掲載され、大騒ぎになった。しかし、考えてもみてほしい。大阪府知事も大阪市長も東京五輪の開催には何の権限もない第三者である。こうすべきという意見があるのは当然だが、あちこちでバカ騒ぎするようなネタではない。この人がドヤ顔でコメントするような立場でもない。

 維新とは、こうやってメディアがヨイショして成り立ってきた集団だ。とりわけ在阪メディアに反省がない。

加藤氏は「ワクチンを前提としなくても、安全・安心な大会を開催できるよう、必要な検査、行動管理をはじめとした総合的な感染症対策について検討が進められている」と述べた。

 例によって、何の権限もない官房長官の、チューインガムを噛みつくして味も香りもなくなった事実認識を述べるだけの意味のないコメントをわざわざ時事通信が配信している。

 が、そういう権限のない人の発言はあてにならない。

 国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪・パラリンピックを予定通り開催するため、出場全選手へのワクチン接種を検討していると22日、英紙テレグラフ(電子版)が報じた。世界保健機関(WHO)が主導する、発展途上国にもワクチン供給を目指す枠組み「COVAX(コバックス)」と協議を進めているという。

 まあ、当然と言えば当然だが、IOCは全選手にワクチンが行き渡るよう計画を進めている。ワクチンを前提としていないのは、開催国である日本だけなのではないか。

2012年ロンドン五輪組織委員会で副会長を務めたキース・ミルズ氏が19日放送のBBCラジオで、今夏の東京大会について「組織委には中止計画があると思う」と私見を述べ、開催は困難との見方を示した。

 そして、アスリート貴族たちの動揺は続く。

 自民党の下村博文政調会長は20日の記者会見で、今夏の東京五輪・パラリンピック開催を巡り、浮上している中止論を否定した。「100パーセントないだろう。菅義偉首相も(衆院本会議で)強い決意を述べていた」と語った。

 そして、ここでも開催可否の権限のない人がドヤっている。あなたに言われてもねえ。

先の与党幹部は同紙に対し、「誰も言い出したがらないが、(開催は)極めて困難という結論は出ている」とし、「個人的には開催されると思わない」と語った。

 「与党幹部」がいったい、どのレベルの人なのかが分からない。よく読んでみると、「誰も言い出したがらない」と言っていて、「個人的には開催されると思わない」と述べている。

①誰も言っていない

②個人的な思い

 「与党幹部」の英語が下手だったのか、記者の日本語が下手だったのか、どちらかではないか。これでは、与党幹部が勝手にそう思っているとしか読めない。

7月23日の五輪開会式までに新型コロナウイルスの感染が収束しない事態を想定。「無観客」と合わせ、「上限なし」「50%」の3案を検討している。

 前出の記事で官邸は慌てふためいたのであろう。その日のうちに共同通信に、こんな記事をリークした。語っているのは「政府関係者」である。まあ、おそらく落としどころとしてはこれしかなかろう。もっと早い段階で、こういう検討を公に始めておけば、「中止論」が先行することもなかったのではないか。

 新型コロナウイルスの感染拡大を前提に、優先して入場できるチケットと、感染拡大が一定の水準を超えると払い戻しになるチケットを売り出す。最悪のケースは無観客試合。そういう柔軟な対応ができなかったのか。

「きのうもIOCの委員全員と協議したが、全員が五輪をトンネルの終わりの明かりにすると決意している」とし「全ての見通しは良好で、われわれは懸命に取り組んでいる。最優先すべきは大会を安全に開催し参加者全員の安全を確保することだ」と強調した。

 そして、アスリート貴族の最高峰であるバッハ会長が直々に開催を宣言した。

 アスリート貴族たちは日本をコロナの〝不沈空母〟にするつもりだ。開催後、日本にどのような影響があろうが、要するに会場があって、選手にワクチンが打たれ、観客がいなくても競技を行い、無事に帰国すればいい。その後に、日本に伝播する変異株ウイルスの数々はどうでもいいのだ。いろんな矛盾は、ガースー率いる日本に押し付ける。自分たちは「開催した」という爪痕だけ残せればいい。観客がいなくても、テレビの放映権収入は得られる。

 私はむしろ、東京五輪期間中、北海道や沖縄辺りに避難したい。コロナ玉砕はごめんだ。

変異ウイルスに感染した20代女性の濃厚接触者で、変異ウイルスの疑いがある県外の感染者の居住地について、初めに配られた資料には「首都圏」と書かれていましたが、修正された資料では「他の都道府県」に変更されていました。首都圏という場所については正しいのか、間違っていたのかは定かではありませんが、これも厚労省の指示で削除されていたことが分かっています。

 こういうことをやるから、「隠している」と思われる。つくづく学ばない国家官僚たちだ。

石川県の谷本知事が先月16日に金沢市内のホテルで自身の後援会メンバーら九十数人と会食していた問題に関連し、県健康福祉部の北野喜樹部長は20日の県議会厚生文教委員会で、「(県は)会食、飲食、カラオケに行くなと制限をかけている状況ではない」と述べ、知事を擁護した。

 この報道があった翌日、1月22日に石川県は「感染拡大警報」を出している。議会での答弁は、ただ議員に対して行うものではなく、県民に対する約束事やメッセージである。その県議会の委員会(20日)で、「制限をかけている状況ではない」と宣ったのだから、この部長は大したものだ。この2日後に「感染拡大警報」を出したのだから、お前、なにいってんの?ってことだ。

現状はステージ2だが、今後について、谷本正憲知事は「ステージ3になったら県独自の緊急事態宣言発出の可能性は否定できない。またステージ4になれば国に緊急事態宣言の発令を要請しなければいけない」との見方を示した。

 これこそ、〝おまいう〟案件である。県民には以下のように自粛を呼びかけている。

 知事が会食やってくれというから、みんなで金沢に出かけてカラオケも会食もしようかと思ったら、残念だ…(笑)

新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、那覇空港へのPCR検査ブース設置に向けて、県が調整を進めていることが24日までに分かった。感染拡大地域からの渡航者が那覇空港に到着した際に、その場で検査を受けられるようにする。離島空港への設置も検討している。

 これは良い取り組み。ただし、PCR検査は陰性を証明することはできない。陰性でもマスクは必要だし、感染防止対策を行うべきだという誓約書みたいなものは一筆加えてほしい。東京では検査待ちが増えているようだが、空港に着いてからスムーズに検査に入れるのだろうか。

 例えば、那覇の場合、空港到着日に空港で検査し、翌日までホテルで待機し、朝、検査結果を待って観光に出るという行動パターンもできそう。

 無症状の陽性者の対応も、沖縄県の医療資源をひっ迫させない工夫はないものか。

住宅や空き家を宿泊施設に活用する民泊を巡り、国家戦略特区法に基づく大阪市内の「特区民泊」が、1万1千室余りあったピーク時の昨年4月末から12月末にかけて1889室減少したことが分かった。新型コロナの感染拡大前は、旺盛な訪日外国人の需要で増加を続けていたが、旅行客が一転して激減したことが響いた。

 っていうか、旅行客が来ないんだから必要ないよねって思う。元々、東京五輪などでの需要の急増を賄う意味があったのでは。

 とはいえ、空き家対策は必要で、最近増えてきたリモート民泊とかできないものか。

交付対象は農協の正組合員で、耕作面積が0・5ヘクタール以上であることなどが条件。審査に時間をかけずスムーズに処理するため、各農家への交付額は一律10万円とした。

 三浦半島の先っちょにある三浦市。「農協の正組合員」というのがミソなのだろう。

福岡県に取材したところ、映像は福岡県の新型コロナウィルス感染症対策本部が主導したもの。緊急事態宣言を県民に周知する方法について相談する中で、若者向けに「エヴァ風」を提案され採用したとのことです。動画は1月20日から西鉄福岡(天神)駅コンコースのデジタルサイネージで掲出しており、22日からは地下鉄天神駅で別サイズの動画も掲出中。さらに、博多駅では一般向けの別バージョンも公開予定です。また、今後は小倉駅での展開も調整中とのこと。

 西鉄福岡駅は、利用したことがある方は分かると思うが、2階の改札口を出たところに吹き抜けがあって、正面の壁はインパクトのある広告に非常に適している。駅を降りて、天神の街に出ようとすると、おっとなるわけだ。このインパクトのある動画を、お役所である福岡県がやっているから、なおさら面白い。

 東京の緑のたぬきや、大阪のドヤ顔知事ばかりクローズアップされて、あまりメディアで話題にならないが、他の大都市と比べても福岡県の感染状況はさほど悪化しないし、悪化してもすぐに抑えられる。福岡市長の手腕もあるのだと思うが、もっと話題になっていい。

「普通は死ぬまで闘い続けよと…」「当然任期がまいりますので然るべき時はちゃんとせなあかんのが務め…」「南無阿弥陀仏」

 お願いです。辞めてください。

実証実験ではNECが持つ「AIテキスト含意認識技術」を活用。従来の単語ではなく、文章で検索する。そのため、多少表現が異なっていても、質問内容と法令や判例などの内容や意味が同じかを迅速かつ高精度に判定し、質問に回答できるという。このほか、検索の際に各地方公共団体が独自に持っている過去の問い合わせに対する回答履歴も検索することができる。

 こういうのは、一般市民もネット上で検索できるようにすればいいのにね。

任期満了に伴う千代田区長選が24日告示され、新人4人が立候補を届け出た。新型コロナウイルス対策や、5期20年で退任する石川雅己区長が一般販売されないマンションを優先購入していた問題で混乱した区政の信頼回復をどう果たすかが争点となる。有力3候補の争いとなりそうで、今夏に控えた都議選の前哨戦の様相も見せる。
立候補したのはいずれも無所属新人で、会社役員の五十嵐朝青さん(45)=日本維新の会推薦、元区議の早尾恭一さん(59)=自民、公明推薦、元都議の樋口高顕さん(38)=都民ファーストの会推薦=ら。

 この東京新聞の記事を読んでもピンとこないが、人間模様を見渡せば、実にアホらしい。担当記者なら取材する意欲すらわかないだろう。所詮は6万人そこそこしか人口のない「村」なのだ。住民の大半は金持ちばかりで、区役所など必要としていない。

「ところが、内田氏は今回の千代田区長選で、自民党が推薦する早尾恭一元区議ではなく、なぜか小池氏が創設した都民ファーストの会から出馬する樋口高顕都議を支持するというのです」(都連関係者)

 樋口氏は都民ファーストの都議選1次公認に名を連ねていた。千代田区は放っておけば自民党が勝てる選挙区だ。わざわざ、こんな取引をしなければならなかったのか。自民党のタマが弱すぎるのか、公明党の応援を得られないのか、どちらかだろう。いや、両方か(苦笑)

 内田茂さんは「政治」に強い。2011年都知事選前、与野党が伯仲していた都議会で、民主党都議を引き抜いて、自民党が担いで世田谷区長選に引っ張り出したことがある。3月11日、あの東日本大震災当日、民主党都議は離党し、市場会計予算は僅差で可決。石原知事は4選出馬を表明したのだ。

 だから、内田さんが敵を引きこんで区長選で担ぐというのは、これが初めてではない。だから、驚きもしないのだ。

 ただ、2011年の世田谷区長選で、その元民主党都議は落選し、保坂展人氏が初当選した。現在の現職である。

 一方、内田さんがくどいた石原知事は任期半ばにして国政転身。今日に至る都政の混迷のきっかけとなる。

 〝内田マジック〟というのは、さすがと言うしかないけど、心ある人たちを不幸にもしている。花輪くんも若い政治家だったなあ…。

 まあ、私は嫌いではないけどね。

「へへ(笑)」

 悪い人だなあ(笑)

昨年の都知事選に立候補し、現在は千代田区を含む東京1区で維新の支部長を務める前熊本県副知事の小野泰輔氏(46)と五十嵐氏が東京大学の先輩後輩の関係で、交流があったのをきっかけに実現したタッグ。

 この記事を、へえって読んだのだが、相変わらず維新は「先輩後輩」といった人間関係から人を引っ張るのがうまい。

ちなみに。

五十嵐氏に関しては…。

https://www.jcp-tokyo.net/2021/0120/54234

日本共産党東京都委員会は19日までに、千代田区長選(24日告示、31日投開票)で、いがらし朝青(あさお)氏(45)=無所属新=を自主的に支援すると発表しました。労働組合、市民団体でつくる「明るい千代田区政をつくる会」や、超党派の区議有志も支援します。

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 共産党が「自主的に支援」する候補者を、維新の会が「推薦」する。こりゃ、いったい、どういうこった?

 っていうか、みんな、自主的に支援しようねって言っていたのを、維新が横入してきて、推薦出しちゃって、大丈夫なのか。

 なんか、がっくりする選挙戦だ。

 気が滅入るので、最後に、これで笑っていただこう。

 ヒット曲「ガンダーラ」などで知られるロックグループ「ゴダイゴ」のボーカル、タケカワユキヒデさんが、山形県酒田市の「寒ダラ大使」に就任した。任期の定めはなく、酒田の冬の味覚の寒ダラ汁を全国でPRしてもらう。
 「ガンダーラ」の語感が似ていると、寒ダラ祭りを市中心部で企画してきた地元の中通り商店街振興組合などが白羽の矢を立てた。市内で17日に就任式があり、振興組合の菅野弘幸理事長がタケカワさんに委嘱状を手渡した。
 タケカワさんはその場で寒ダラ汁を初めて試食し「完璧な味ですごい。一口にうま味が凝縮されている」と絶賛。「『寒ダラ』という語感を聞いた瞬間、僕が引き受けるしかないと決めた」と語った。
 地元FMラジオ局が生放送するライブもあり、タケカワさんはピアノを弾きながら、ヒット曲の歌詞を変えて「カンダーラ、カンダーラ」と熱唱した。

 安易…(爆)

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