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【欧米で禁止の農薬 日本政府は検証すら拒否】 ~参議院選挙 もう一つの争点「食の安全」~

 農薬として欧米で禁止されている有機リン系のクロルピリホス。日本では今もなお使用されている。
 米国では2022年2月に禁止されたが、日本の農水省によるとその理由は「食品、飲料水等からの暴露量が神経毒性及び発達神経毒性の懸念されるレベルを超えることを踏まえた」ことにあるという。
 また、EUでは2020年1月に禁止されたが、おなじく日本の農水省によるとその理由は「遺伝毒性に懸念があること、発達神経毒性に影響が認められ、生殖毒性が懸念されること」としている。(いずれも2022年4月20日衆厚労委での農水省の沖大臣官房参事官答弁)
 政府によると神経毒性とは「化学物質へのばく露や物理的要因により、中枢神経系や抹消神経系の機能及び組織に生ずる有害影響」であり、発達神経毒性とは「化学物質や放射線等の因子が出生前から若齢期にかけて神経系の構造又は機能に及ぼす影響」である。 
 また、政府によると遺伝毒性とは「物質が直接的又は間接的にDNAに変化を与える性質」としている。
 私は政府に対して健康影響への緊急の検査・検証を強く求めたが「必要はない」と拒絶された。その理由として「当該農薬を適正に使用した場合における健康被害の報告等がないこと」を挙げるが、健康被害が起こってからでは遅いのではないか。
 欧米が使用禁止しているのにチェックや検査・検証すらしないのはどう考えてもおかしい。
 日本は食の安全が軽視されている国との思いを強くする。これからも粘り強く取り組んでまいります。

#2022参議院選挙
#食の安全
#クロルピリホス

 
 

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