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#13 ザ・ボタニスト(THE BOTANIST ISLAY DRY GIN)

どうもこんばんは、あきです。今日はスコットランド アイラ島からザ・ボタニストというクラフトジンを紹介しようと思います。

1.ウイスキーを語る上では欠かせないアイラ島について

スコッチ(スコットランド産ウイスキーを)を語るうえでは絶対に欠かすことのできないアイラ島。(スコッチ6大生産エリア:スペイサイド、ハイランド、ローランド、キャンベルタウン、アイランズ、アイラ島)
その中でも、アードベッグ、ラフロイグ、ラガヴーリン、ボウモアなど独特のスモーキーさ磯臭さのする強烈な個性のするウイスキー達なのですが、恐らく初見で飲むとびっくりするぐらい衝撃を受けるお酒達なのですが、その独特のピート感にハマる人も多くウイスキーというお酒の魅力が見つかるかもしれません。

2.ザ・ボタニストについて

その強烈なアイラ島でブルックラディ蒸留所というところで作られている(ブルックラディ ザ・クラシックラディ、ポートシャーロット、オクトモア)というウイスキーがあるのですが、そちらで作られているジンが、ザ・ボタニストなのです。
 ブルックラディ蒸留所といえばジム・マッキュワンという方が凄く有名なのですが(現在は引退)その方を中心に完成したのがこのザ・ボタニスト。「植物学者」
との名前がつけられたこのジンは、なんと31種類のボタニカルが使用されており、その中でもアイラ島で取れた22種類のボタニカルを使用していることが最大の特徴です。あまりにもあの強烈な個性のウイスキーを考えると肩透かしを食らってしまうぐらい、自然に染み込むジン。植物学者の異名は伊達ではなく、あくまで個人的にはコレと言った特徴、特筆した個性はないものの、本当に自然、植物由来を感じつナチュナルなジン(分かりづらいですねw)
かなと思います。多分ジンが好きという方でこの一本を挙げる方も多いのかなーとも思います。

3.ザ・ボタニストについて


「ザ・ボタニスト」

  • 原産国 スコットランド(アイラ)

  • アルコール度数 46度

  • 内容量 700ml

  • ボタニカル:スタンダード:ジュニパーベリー、アンジェリカルート、カッシア、シナモン、コリアンダーシード、リコリス、レモンピール、オレンジピール、ニオイイリス

  • ボタニカル:アイラ:ヨモギ、ヨーロッパダケカンバ、ヒース、カモミール、ヨーロッパアザミ、サンザシ、ナツユキソウ、河原松葉、野生のジュニパー、レモンバーム、ウォーターミント、スペアミント、アップルミント、ヤチヤナギ、藪人参、ニワトコ、ヨモギギク、ウッドセージ、八重市のタイム、アカツメクサ、シロツメクサ、ハリエニシダ

  • 2022年5月現在で約4000円前後

正直どれか一つ入ってなくても成立しそうなのですが、それはそれで絶妙なバランスがあるのかもしれませんね(笑)

4.ジンソーダでいただきます

実は私はこのジンはジントニックよりもジンソーダで飲むほうが好きなのです。ジンの底力というか、悪い言い方ですと、トニックで誤魔化せないのがジンソーダ。
ザ・ボタニストの繊細な部分といい意味での植物感(笑)っていうのがまた面白いですね。ゆったりと、まったりと身体に染み渡るような、そんな一日の終りに至福の一杯のジンソーダで飲みたいジンソーダがザ・ボタニストのジンソーダかなと思います。
 翠ジンソーダみたいに居酒屋メシとガッツリ合わせるのも良いのですが、純粋にお酒として楽しみたい上品かつ繊細なジンだなと思いました。

5.ジントニックでいただきます

お次はジントニックでいただきます(フィーバーツリー)
やはり個人的にはジンソーダの方が軍配が上がるかなと思います。植物由来のジンとトニックウォーターの苦味が一部ぶつかるところもあるかなぁ.…と。
中目黒のAntonicさんのオーナー、武田さんは元ザ・ボタニストを取り扱う、レミーコアントロージャパン出身の方。ザ・ボタニストについてはおそらく知り尽くしている日本人の一人かなと思います。
Antonicさんではあえてジンの個性を活かすため、フィーバーツリーではなく、シュウェップスのトニックウォーターを使っていたりするのですが、武田さん曰く、ザ・ボタニストを凍らすとまた新たなボタニカルが主張するので面白いですよーって言われたことがあり、確か、冷凍ザ・ボタニストのジントニックが真骨頂と言われた記憶もありますが、冷凍してもトロットロになるジンで作るジントニックやジンソーダもまた常温とは違った魅力がありますので面白いなぁーと思います。

ってなわけで、今回はスコットランド、アイラ島のジン、ザ・ボタニスを紹介してみました。


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