日本のクラフトジンについて(後編)

どうもこんばんは、あきです。前回の記事が長くなりそうなので前後編に分けてみました。今回は2018年からのクラフトジンについて書いてみようと思います。

1.2018年のクラフトジン

桜尾ジン(SAKURAO GIN)(株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー)
2018年3月、広島県の中国醸造株式会社がリリースしたSAKURAO GIN ORIGINAL。今は社名が変わり現在の社名になりました。
広島県といえばレモン。他に柚子や生姜珍しいものですと牡蠣の殻や桜の花などがボタニカルで使われている変わり種。一度買ったことありますが、そこまで値段も高くなく、美味しかった感じがします。
また、限定品でSAKURAO GIN HAMAGOUを毎年リリースしたり、コストコ限定?なのかな?SAKURAO GIN CLASSICなど発売されていたり興味深いジンのシリーズになります。私はORIGINALとCLASSICなどをいただいた記憶がございますー。

クラフトジン9148 #0101 (紅櫻蒸留所)
お次は北海道からのクラフトジンです。2018年4月?5月?にリリースされたクラフトジンになります。私はまだ飲んだことはないのですが...…

2018年に誕生した北海道初のクラフトジンを造る紅桜蒸溜所は、
札幌市の南に位置する紅桜公園内に施設を構えています。
公園内で採れるもみじや、にじますの燻製、北海道名産のこんぶやしいたけなどをボタニカルに
個性あふれるジンを製造しています。
ジンが要所々々に登場する小説家ジョージ・オーウェルの
小説“1984”をオマージュし名付けられた「9148」は、
日本らしさと日本食に合うジンを目標に製造されています。
ラベルには、4桁の数字が2箇所刻印されており、左は蒸留日を、右はレシピ番号を表しています。

https://isego.net/spirits/benizakura/

なんとも凄いボタニカルですねー。全く味の想像が尽きませんが、日本食ということで和食に合うジンなのだろうなーと思います。飲む機会がなかなかないのですが、タイミングが合えば一度いただきたいなーと思います。

HINATA(京屋酒造)
前回の記事で書きました油津吟の京屋酒造の第二弾、クラフトジンがこちらのHINATAになります。2018年の6月のリリースかと思います。

宮崎産の金柑・へべス・日向夏をメインボタニカルに使用。
ジュニパーベリーを贅沢に使い、カモミールやカルダモン等のハーブやスパイス系、多種のボタニカルが味わいに膨らみを与え余韻を広げます。
「ひなた」のような、暖かく柔らかなフレーバーのジンが誕生しました。

https://shop.kyo-ya.com/products/detail/110

総監修、ボトルデザインはすべて女性が考えたというこのジン。日向夏やヘベス、キンカンなどは宮崎産のものを使用したというこだわりようですね。
一度飲んだことありますが、柑橘系のフレーバーが強く美味しかった印象がございます。ボトルの感じも和を感じて、なおかつあたたかみのある感じがまた良いなーと思います。

KOMASA GIN(小正醸造株式会社)

2018年7月にリリースされたKOMASA GIN。こちらは鹿児島県から。
焼酎メーカーなので、米焼酎をベースに、鹿児島県の桜島小みかんがボタニカルとして使用されています。またジュニパーベリー、コリアンダーと厳選されたボタニカルを使用。
私は一度飲んだことがありますが、確か焼酎感が強かったかなーと何だかんだ思い出しております。
 ボトルパッケージがなんだか爽やかな印象がありますね。もう一度じっくりと飲んでみたいなーと思います。

2.2019年のクラフトジン

香の森(養命酒酒造)
あの、薬用養命酒でお馴染みの、養命酒酒造さんから2019年1月にリリースされたこちらのジン。ぶっちゃけ、薬用養命酒ってのんだことはないですが、その酒造さんがクラフトジンを作るっていうので一部で話題になりましたwww
クロモジというボタニカルを全面に推して作ったこのジンですが、ウッディーかつスパイシーな森林浴をしているかのようなジントニックでした。
日本ならではと面白いジンだった記憶がございます。なかなかボトルでは買う機会がないですが、久々に飲んでみよっかなーと思ってしまいます(笑)

3.2020年のクラフトジン

火の帆 KIBOU(株式会社 積丹スピリット)

こちらも北海道、積丹郡積丹町というところで作られているクラフトジンです。元はクラウドファンディングで見たのが初めてだったかと思います。
自分は普通にネットショッピングで購入した記憶があります。
ボトルの青々しさに惹かれて購入しましたが、ちょっとお高かった感じがします。凄く特徴があったかなぁと思いつつもボタニカルには地元の「アカゾエマツ」をボタニカルにしたクラフトジンです。
 うーん、神秘的なボトルが魅力的ですよねー。他にも商品がリリースされているで、タイミングが合えば購入したいですね(笑)

サントリージン翠(サントリー)
以前もこのnoteで紹介したのですが、このジンはクラフトジンではないジンです。ただ、2020年の3月にリリースされ、ジン好きの間では少々話題になったジンかと思います。「それはまだ流行ってない」がキャッチコピーとなり、2022年には翠ジンソーダが流行りだしたのもあり、避けて通れないジンかなーと思いました。サントリーはビーフィーターの輸入代理店をやっていたり、「ジンジラジンにさりげなく~」っていうCMが流行っていたアイスジンなんてありますたが、あまり流行ってなかったですね(笑)
多分サントリーは本気で翠を売りに行きたいんでしょうねー。それで新たに翠とROKUユーザーを増やしたいと思います。
角ハイボールのこともありますから、日本のジンブームを牽引してほしいなと思います。翠はクラフトとはどこも謳ってないので価格の安さから気兼ねなく購入できるのがありがたいと思っています。面倒でしたらコンビニでも翠ジンソーダが売っているので便利な時代になりましたー。最高!!


4.2021年のクラフトジン

東経135度兵庫ドライジン(明石酒類醸造株式会社)
2021年の暮から2022年の初頭にかけて日本でリリースされたジンです。
欧米で先行販売され、イギリスで認められたジンがまさかの逆輸入!!

ジャパニーズボタニカルは50種類の候補から、他のボタニカルとの相性などを基準に厳選した、柚子・山椒・煎茶・紫蘇・梅の5種類を使用した。隠し味として、蒸溜した純米酒を少し加えている。


https://ignite.jp/2022/01/345572/

この度価格も高くなく、現在飲む機会があるのですが、普通に美味しいです。ジントニック、ジンソーダと飲みましたが、個人的にはジンソーダが好みで、和食にも合わせやすいジンかなと思います。まもなくなくなってしまいますので、夏頃にはまた購入したいなーと思います。普通に美味しくてお財布にも優しいですし、パッケージも和を感じるので、リピートしようと思います!!

おわりに

ジャパニーズクラフトジンという文化は2022年現在まだ伸びているコンテンツかなと思います。2020年、まだコロナが流行る前にも一度、日本のクラフトジンは増えに増えて、一度淘汰されるのではないか?という思いもありましたが、まだ減る要素はありませんね。アフターコロナがどうなるかはわかりませんが、酒造メーカーも生き残りだったりあれこれ考えてるのがわかります。
 私は正直海外のジンにハマり、日本よりも海外のジンの方が好きなのですが、ただ日本食とか「居酒屋メシには翠ジンソーダ」というようにビール、ハイボール、レモンサワーに続くコンテンツは翠に担っていただき、クラフトジンのジンソーダやジントニックってゆったりまったりと飲みたいなぁーっていうのが本音です。ウイスキーともまた違うジントニックの世界もありますし、国産ジン、海外ジンと新たなものや限定品がリリースされるのも楽しみにして、私は日々ジンのレビューや感想などを書いていければいいなぁーと思います。今回国産ジンについてあれこれ書いてみてわかることもありましたし、もう一度日本のジンにもじっくりと向きあいたいなぁーという思いもあるので、焦らずゆっくりと、健康に気を使いながらジンライフを楽しみたいと思います。おそらくは海外ジンのレビューが多くなるかと思いますが、よければこれからも見ていただけますとありがたいなと思います。
日々ジンについて書きたいことを書いていければとおもいますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。

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