Unityを使えばインタラクティブなVライバーになれるかもしれない話
こちらの記事はUnityゲーム開発者ギルド2 Advent Calendar 2021 20日目の記事です。
軽く自己紹介
私は普段機械系の技術者をしていながら、趣味でUnityでゲームやアプリケーションを開発しています。また、VTuberとしての活動も行っています。(チャンネル概要は最後)
2021年12月20日現在、私はAnimazeやOBSといったツールは一切使用せずに、Unityで一貫した配信システムを開発しています。
なんでAnimazeやOBSを一切使わないでUnityでやろうとしたのか?
理由はざっくり4つです。
知名度の高いツールが一部のOSでは動作しない
様々な演出が可能となる
自作ゲームと密なデータ共有ができる
何よりも自分の自信があるフィールドである
知名度の高いツールが一部のOSでは動作しない
配信ストリーミングソフトには「OBS」、モデルの受肉には「Animaze」が定番の組み合わせです。
しかし、これらのツールはWindowsに最適化されていると言っても過言ではなく、逆に私のM1チップ搭載のMacOSではかなり不利な環境だと思います。
そもそもAnimazeはWindowsでしか動作しません。代わりにVTubeStudioというMacでも動作するツールが存在しますが、Webカメラが使用できずiPhoneのカメラが必要となります。
そしてOBSにつきましてもWindowsの場合はデスクトップ音声を拾う機能が搭載されていますが、Mac版にはありません。MacOSで同様のことをするには「SoundFlower」というツールを使えばいいですが、そのツールがM1チップには非対応でした。(代替ツールとして「BlackHole」が存在します)
そのほかにも、様々なアプリケーションがWindows専用だったりします。
一般的なツールでは演出の限界がある
VTuberとしての活動が活発な現在、その活動を支援するツールはたくさん公開されており、それらのツールを組み合わせることによってリッチな演出ができます。とはいえ、リッチな演出を行うにはツールの扱い方を低レイヤーの領域まで理解する必要があります。しかもそれぞれのツールがお互い高レイヤーの領域で疎結合となっており、どうしても限界が出てしまいます。
その限界をUnityは解決してくれます。
自作ゲームと密なデータ共有ができる
VTuberとして、今もなお絶大な人気を誇るのが「ゲーム実況」で、実況されるゲームの多くがUnityで作られています。Unity製のゲームとUnity製の配信システムとの相性は抜群です。
さすがに既存のゲームと自作の配信システムをAPIなどで密なコネクションは困難ですが、自作ゲームならば問題解決です。
また『Gartic Phone』や『Among Us』とはじめとする視聴者参加型のコンテンツも大人気です。
YouTubeのチャット欄にWebGLでビルドした自作のUnity製ゲームをWebに公開し、そのゲームと配信システムにPhotonなどの技術を用いれば、より高度な演出を用いた極めてインタラクティブな視聴者参加型のライブ配信をリスナーに体験させることが可能になるに違いありません。
何よりも自分の自信があるフィールドである
私はUnityを4年間趣味で扱ってきましたので、Unityでとてもリッチな演出を可能にすることができる人は少なく、それにて本格的な演出でリスナーに体験することができるのは大きな差別化になると思っています。
これらの理由があるからこそ、私はUnityで配信システムを作ることにしたのです。
Unityだけで配信システムを作ることはできるのか?
いくつか課題はありますが、作れるに違いありません!
最後に
配信システムが完成次第、定期的にYouTubeライブ配信したいと思います。また、チャンネル登録してくれると幸いです。
アキオのチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCm0fvUd78ayTT-TIdPUUY5g
最後まで記事を読んでいただき、誠にありがとうございました。
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