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空売り戦略の魅力は脳の構造にあった

なぜ私が株式投資の中でも空売りを強く推奨しているかと言うと、実は人間の脳の構造にあります。

人間の脳は様々な機能があってその中でも、危険を察知して瞬時に反応する機能がそなわっています。

1,結晶型知性
2,流動型知性

■結晶形知性とは、
じっくり考えてから、行動をするというもの。

例えば、将棋をやっている時は結晶形の脳を使い、さまざまな可能性とリスクを考えながら一手を打ちます。

投資の分野でいうとさまざまな情報を集め、投資をするかしないのか、そしてするのならどのタイミングで利益確定売りするのかを考えているときです。

こういった結晶形知性は年齢に関係なく、学べば学ぶほど進化していきます。

それに対して、

■流動型知性というのは、
人間が本来持っている生命維持機能の装置です。

考えて行動するのではなく、瞬時に安全な方向に体が動くというものです。

例えば、

・テーブルからスプーンが落ちそうになった時に、瞬時に手を伸ばしてつかもうとした時。

・ドッチボールでボールが飛んできた時に、瞬時に体をよけて当たらないようにする時。

・寒いと感じた時に鳥肌を立てて、体温を調整するという時。

こういった時は考えて行動しているのではなく、瞬時に脳が反応して、体からホルモンを出し、そして神経伝達を通じて行動させるというもの。

これが反射神経とか運動神経と言われるようなものです。

投資でいうと、持っている株がどんどん下がり、このまま保有していると想定外の損をしてしまうと感じた時に人はパニックになります。

そして、心臓の鼓動が早くなり全身の血が逆流するかのような緊張感が走り呼吸が苦しくなる状態。その苦痛から今すぐ逃げ出したいがために、持っている株を投げ売りしてしまう。

これが狼狽売りというものです。

あなたもこんな経験はありませんか?

空売りとは脳の反応のうち、「流動型知性」が自動的に反応し安全になるための行動を瞬時に起こすというものです。

そのため、株価が上昇するときよりも、下落するほうが圧倒的にスピードが早いのは人間の脳の構造にあったのです。

期待するよりも「ヤバい」と思った時のほうが、行動するスピードは早く、そして強いエネルギーが出ます。

急落相場で売りが売りを呼び、マーケットから悲鳴が聞こえてきそうなくらいの下落になるのはこの原理です。

堀北式株価デトックス理論では、こういった急落相場を予め予測し、事前に準備することで、こういった急落相場を利益に変えることができます。

人が焦って投げ売りする前に空売りを仕掛けることで、株価が下がれば下がるほど利益を出せるという方法です。

人間の脳の構造を知った上で投資戦略を組み替えることができれば、カンタンにパフォーマンスを出すことができます。

「空売りの魅力は脳の構造にあった」

ということです。

ぜひ空売り戦略をマスターされていらっしゃらない方はこの理論を身に付けてください。一生の資産になるはずです。


追伸:

大損したときと大きな利益を出した時は、必ずクールダウンさせてください。

脳が興奮状態になっているのを冷ますためにあえて投資をしない期間を設けるということです。

参考:堀北式株価デトックス理論
http://www.ynem.org/sales_horikita_kabukadetox/

投資コンサルタント堀北晃生(ほりきたあきお)。群集心理学と金融工学を組み合わせた独自の投資メソッド「堀北式株価デトックス理論」の考案者。作家、コミュニティ、通信講座を通じて次世代の投資家を増やして社会貢献を目指す活動を行っています。