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統計テキスト等の数式に対する苦手意識を克服したい

どうもアキオです。

自分自身も統計のテキストなどを読んでいて数式に苦手意識がありました(特にΣ)。なんとかしてこの苦手意識を克服しないといけないな…と思っていたところ,とてもよい記事に出会いましたので,その学びをまとめてみました。

本記事は以下の記事の感想になります。

諏訪ひと美氏の経験から、「数字が苦手」から「数字を武器に」へと変化する過程には、克服すべき「負のループ」と積極的に作り上げるべき「正のループ」が存在するとのことでした。

私自身,この負のループにはまっていたために,なかなか数式への苦手意識が消えないのかなと思います。

負のループ

諏訪ひと美氏が指摘する「数字が苦手」になる負のループ構造は、数字との向き合い方における一般的な問題を浮き彫りにします。この構造は以下の三つの主要な段階から成り立っています。

1. 数字を流し読みしている

この段階では、人々が数字をただ目にしているだけで、その数値が何を意味しているのかを深く理解しようとはしません。結果として、数字が頭に定着せず、増えたか減ったかといった表面的な変化にのみ焦点を当て、数字の背後にある実際の意味や重要性を見落としてしまいます。このようにして、数字を理解しようとする試みが表面的なレベルにとどまります。

2. 数字の実体がつかめない

数字を表面的にしか捉えていないため、それが何を表しているのか、どのような規模感を持っているのかを理解することができません。諏訪氏は自身の経験から、「数万円でも数十万円でも数百万円でも、実際にはそれがどれだけの価値を持っているのかを理解していなかった」と述べています。この状態では、数字がただ目の前にあるだけで、それをどう扱えばいいのかがわかりません。

3. 数字を見て考える習慣がない

数字の実体を理解していないと、数字を活用して具体的な行動につなげることが難しくなります。数字を見ることに慣れていないと、それを毎日の習慣にすることはさらに困難です。このような状態では、数字に基づいて意思決定を行ったり、具体的な改善策を講じたりすることができず、結果として数字に対する苦手意識がさらに強化されてしまいます。


このような負のループによって,数字の実態が掴めず,そのため数式の意味の理解が困難になっていると感じます。では,この負のループを脱却する正のループを見てみましょう。

正のループ

諏訪ひと美氏が提案する「数字が苦手」を断ち切るための正のループの作り方は、数字に対する苦手意識を乗り越え、データを有効活用するための明確なステップを提供しています。このアプローチは以下の三つの主要なステップに分けられます。

1. 理解できる言葉にする習慣をつける

数字を単なる数値としてではなく、具体的な言葉に置き換えることで、その意味を深く理解することができます。例えば、「2023年10月の売上は100万円だった」といった具体的な表現を用いることで、数字が持つ実際の意味を捉えやすくなります。このステップは、数字を単に流し読みするのではなく、それぞれの数字が何を表しているのかを考えるきっかけを作ります。

2. 身近なものに置き換えて親しみを持つ

数字を自分の生活や経験と関連付けることで、数字に対する親しみや理解を深めることができます。たとえば、売上の数字を自分の貯蓄額と比較するなど、数字をより身近なものに置き換えて考えることが効果的です。この方法により、数字の規模感に対する実感が得られ、数字に対する苦手意識を克服する手助けとなります。

3. 数字を活用して行動につなげる

数字を理解し、親しみを持つことができれば、自然と数字を見て考え、それを行動に移す習慣が身につきます。例えば、健康管理のために体重を毎日チェックし、必要に応じて食事や運動習慣を見直すことができます。このステップは、Webサイトの運営においても同様で、定期的にサイトのデータをチェックし、必要な改善策を講じることにつながります。


これらのステップを実践することで、「計数感覚」が養われ、数字の変化を察知する能力が身に付くとのことです。
個人的に,この流れはループというよりも「 データと数字に対する理解と親しみが深まる」をゴールとしたフローチャートのような感じがしました。

諏訪氏の経験は、数字が苦手な人でも、具体的なステップを踏むことでデータと数字に対する理解と親しみを深め、それを自分の仕事や生活に活かす力を育てることが可能であると示しています。

とりあえず私は,テキストで数式が出てきて困ったら,理解できる言葉にする習慣をつけることから始めようと思います。


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