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シリーズ「パラグライダーで墜落。そして入院」

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パラグライダーの大会でまさかの墜落。硬い地面に叩きつけられながらも数々の奇跡でなんとか生きのびる。手術や治療のことから心の動きまで様々なことを時系列で語っています。
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#入院

入院時の心得 ~3ヶ月の入院で学んだこと、気付いた大切なこと~

今回書く内容は是非皆さんに読んでほしい投稿です。 題して「入院時の心得」です。 パラグライダーの墜落で大怪我をし、3ヶ月入院しました。3ヶ月も入院をすると、いろんなことがあります。そういった出来事から学んだこと、気付いたことの中でも自分が「入院する前から知ってたらよかったな」と思うことをまとめました。 先に言うと、今回の投稿はかなり長いです。Noteの特性上、何回かに分けて書いたほうがいいんだろうなと思っています。でも読んでくれた人にとって役に立つ投稿にすることを優先する

寝たきり1ヶ月で奪われる体力がマジでやばいって話 (事故と入院を振り返って3) ~第45話 パラグライダーで墜落 そして入院~

今回はちょっと汚い話も入ってきます。 パラグライダーの故事で墜落してしまい、踵、骨盤、腰椎のかなり酷い骨折をしました。3回の手術が1ヶ月かけておこなわれました。その間はずっと寝たきり状態だったんです。 医者や療法士に言われました。 「寝たきり1ヶ月で全身の筋力がめちゃくちゃ落ちています。」 「ですよね。」って思いました。 でも俺はこの言葉の意味をちゃんと理解していませんでした。。。 驚くほど落ちます。そして、 「まさか、、、そこの筋肉も・・・!?マジか。。。」 って状

不安と向き合った、その先に。~第41話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と25日程が経った日の出来事です。 看護師さんに「この辺の日程で退院になると思います」となんとなくの日程は言われていましたが、ついに具体的な日程も決まった頃のお話です。 いよいよ、数日後に退院が見えてきました。体としてもお陰様でかなり歩けるようになってきました。リハビリでは病室のある8階まで1階から一段とばしで階段をのぼらされるというスーパーハードな内容になってきています笑 入院初期は半身不随に近い状態だったことを考えると、驚くほど回復してきています。

パラグライダーで墜落。そして入院。その24 ~病棟の引っ越しで起きた悲劇~

墜落して1ヶ月と13日頃のお話です。 他の病院がどうなのかはわかりませんが、自分の入院している病院はすごく大きいこともあって、どうやら縦割りの組織の様です。さらにできたばかりの病院ということもあるのか、組織間の連携や情報共有がかなり苦手なようです。 (この辺の話はまた別の投稿で「病院生活での動き方のコツ」などのテーマで詳しく書いていこうと思います) そんな情報の連携がうまく行かない美容院で、急性期病棟からリハビリ病棟に移動したときに起きた色々なことを話して行こうと思いま

S心のモヤモヤゲージが溜まっていく問題 ~第21話 パラグライダーで墜落 そして入院~

<リハビリをする日々> 墜落して1ヶ月と11日。 自分がどんな精神状態であろうと、一日3回、リハビリは必ずあります。 私自身。精神的に乱れていても、気持ちの部分とリハビリの事は上手く切り離してしっかり取り組む事ができていました。 完全復帰したいという俺の気持ちに合わせてくれて、すごくハードなリハビリメニューを担当療法士さんがやってくれているお話はしたと思います。理学療法士のKさん、作業療法士のTさん、どちらも本当にすばらしい。 <治療とリハビリへの心構え> ちょっと

パラグライダーで墜落。そして入院。その10 ~入院生活のコツ2、おすすめアイテムの紹介~

前回に続き入院生活コツについてのお話です。 入院生活でおきる様々な問題や悩み。解決するには基本的に自分から動いていくしかない。具体的には 1)看護師さんにしっかり主張、相談をする。 2)道具を用意するなど、工夫をして解決していく。 この2つが主な解決方法となります。 前回に続き、今回は2)「道具を用意するなど、工夫をして解決していく」の話をしていきます。実際の入院生活からみえてきた俺的おすすめアイテム特集です! では紹介していきましょう! ~暑さ問題への対策アイテム~ 自

パラグライダーで墜落。そして入院。その6 ~気づけた大切なもの~

墜落して緊急入院してから15日にちくらい。骨盤と左踵の本手術が終わって4、5日経った頃の話です。 本手術の痛みも落ち着いて来ました。まだまだ、前回の投稿で書いた痛み、痒みなどの辛さ、そこに寝たきりで体が疲れないことが拍車がかかり、夜全然眠れない日々は続いています。 つらい日々は続いていますが、自分の中で色々なことを考える(?)考えてしまう(?)くらいには体調が戻ってきました。 ですが、この頃はまだ事故の全容もわかっておらず、 なんで墜落してしまったのだろう? 何か大きな

パラグライダーで墜落。そして入院。その5 〜病院食〜

墜落や怪我、そして手術の話だと、どうしても痛い話や苦しい話にばかりなってしまうので、、、今回は病院食についてのお話なんかをいていきましょう。 自分は墜落した翌日から意識はあり、受け答えもしっかり出来ていたそうです。「出来ていたそうです」と書いているのは当時の記憶が殆どないからです。体がショック状態で頭の方には血があんまりいってなかったんでしょうか、、、。よくわかりませんが、緊急搬送されてから転院してしばらくたった頃までの記憶は今は殆どありません。でも事故後初期の頃からある程

パラグライダーで墜落。そして入院。その1 〜墜落した日〜

気がついたら、何故か病室で寝ていてました。全く訳がわかりませんでした。 パラグライダー中に墜落してしまいました。 今、この投稿を書いているのは事故から、約2ヶ月たち、振り返りながら書いています。 しばらくnoteに事故の事や入院生活について色んな角度から書いていこうと思います。 まずは自己紹介を。 前島聡夫(まえしまあきお)と申します。 東京でフリーランスのフォトグラファーとして主に写真、たまに動画の仕事をしながら、パラグライダーを本気の趣味でしています。パラグライダー