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物語の舞台となるのは、大樹の幹や根の中にある魔樹学校。ソファーやベッドが生きているかのように喋ったり動いたりできる、精霊の国みたいな世界観だ。暗くて古めかしい反面、幻想的で美しいその世界には、魔法のような精霊エネルギーを使える人がいて、魔樹と呼ばれる大樹はそのために(能力を開花させた年少者が集って制御方法を学ぶために)ある学校であった。 校内における主人公二人の立場は対照的で、旧家と新興貴族のような派閥格差による隔たりがあり、まるで敵対関係にあるかのようにいがみ合っている