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Clubhouseを使って感じた魅力と使う上での工夫、不便な点などなど

Clubhouse、招待して!というツイートをあまり見かけなくなってきましたね。そろそろ「閉じられたSNS」という雰囲気は落ち着いてiPhoneを持っていれば使いたい人はわりと誰でも使えるSNSになってきた感があります。
一般的なことはもうそこら中で書かれているので、個人的な視点や経験したことを交えながら、できることをおさらいしつつ、現時点で思うこと・工夫した方がいいよってところを書いておこうかなと思います。

できること

Clubhouseでできることをザッとまとめるとこんな感じでしょう。

1. すぐに会えない知り合いや友達と話せる

すぐに会えない知り合いや友達と複数人で気軽につながれて話せるの、めっちゃ良い。電話だけならLINE通話でもできるんですが、LINE通話は話したい相手を決めて「今電話いける?」的な段階を経なければいけません。そのため、電話だと誘う側も誘われる側も心理的ハードルが高いのです。その点Clubhouseは、とりあえずRoomを作ってしまえば通知がいくようになっているので「相手は特に決めてないけど、今話せる人話そう!」という気軽なノリで話し相手を見つけられるはめっちゃいいなと思いました。人にもよるとは思いますが、出歩きづらい環境で話すコミュニケーションが難しい今、Clubhouseによって塞いだ気分が楽になっている人も多いのではないでしょうか。

2. 芸能人や著名人、憧れの人と気軽に話せるチャンスがある

憧れの人と気軽に話せるチャンスが転がっているのもClubhouseの魅力。私も面白いなと思った本の著者と話せてワクワクした経験をすでにしています。憧れの人が話しているRoomに入ると、たとえ話せなかったとしても素顔が垣間見えてまた推す気持ちが高まったり、頑張ろうと思えたりするものです。

3. 友達の友達とつながったり、偶然同じルームに居合わせた人と仲良くなれる

友達の友達とつながったり、偶然同じルームに居合わせた人と仲良くなる、なんてこともできます。自分からある程度話す積極性は必要になりますが、特にテーマが決まっているRoomの場合、同じ興味関心ごとを持っている同士で仲良くなりやすいです。

4.ラジオ的に使う

作業をしている時や勉強中など、音が全くないのは寂しいなという時にはゆるめの雑談部屋などをラジオの代わりに流しておくのも良いです。時々演奏を流すだけのRoomも見かけるので、おしゃべりだと気が散るという人は音楽Roomを探すのがオススメです。

5. 情報を収集する

意識高い系と揶揄されることもあるClubhouseなので、ビジネスや趣味の情報収集にも利用できます。セミナー的にきっちり開催しているRoomは時間を決めてTwitterで告知しているものが多いので、気になるインフルエンサーや識者がClubhouseを積極的に利用しているのであればTwitterとClubhouseの両方をチェックしておくのがオススメです。ゆるく始まったRoomでも結局ビジネスの話やディープな内輪の話が繰り広げられる形になっているRoomも結構見かけるので、気になる部屋は色々覗いてみると思わぬ話を偶然聞けるかもしれません。

6. 自分がRoomの主催者となり、情報発信をしたりゆるい雑談の場を提供する

慣れてきたらRoomを自分で主催したり、モデレーターとして参加してみるのも面白いです。情報発信をできるネタがあるならば、その仲間と一緒に開催して色々話してみるのがまずは気軽で良いです。ここでありがちなのが、話題がズレてしまうということ。テーマを設定している場合には、リスナーは目的を持って話を聞きにきているため話題がズレると離脱しがちです。
特にテーマがないという人は単なる雑談部屋を作ってみると、思わぬ化学反応が起きたりします。オープンな部屋にして話していると、スピーカーの誰かのプロフィールを見て共通項を見いだして盛り上がったり、何となく入った人がこれから学校の後輩になる人だったとかそんな「世間狭い事案」も起こったり。
とはいえ、いろんな人が入ってくるようになったせいか、以前より「自分とスピーカーがフォローしている人しか入ってこれないRoom(Start a roomのSocial)」が作られているパーセンテージが上がったなと感じています。Room始まったよ!の通知でパドロック(南京錠)が付いている確率が以前よりかなり高い。そりゃ身内の会話はよくわからない人に聞かせるのリスクあるもんね。

7. 語学の勉強ツールの一つとして利用する

Clubhouseを語学の勉強に利用することも可能です。元々アメリカスタートのアプリでアプリ自体も英語なので、英語の勉強にもってこいだったりします。とはいえ最近は中国語圏やヨーロッパなんかでも広まっているので、自分の学習言語を話す人たちのClubを「Explore(虫メガネの検索アイコン)」から探してフォローしておくとClub主催のRoomで生のその言語の会話を聞くことができるでしょう。そして時々Speakerに引っ張られることもあるのでその時は頑張って!笑
言語学習にClubhouseを活用したい人は「Duolingo Language Group」というClubをフォローしておくのがオススメ。Duolingoは元々言語学習アプリなんですが、別にDuolingoの名前がついているけどアプリの会社の人がやってるとかっていうClubではないらしいです。Clubの中の人が、様々な言語を学習している人が利用できるRoomを作ってくれていたのを見かけていて、初心者でもOKだよ的なこと書いてあった気がするので見かけたら入ってみると良いと思います。

利用する上での工夫

ここからは利用していく中で見つけた機能、ここは気をつけた方がいいなと思ったこと、事前に決めておいた方がいいなと思ったことなどをぼちぼちと書き連ねてみます。

時間の使い方を考える

おしゃべり楽しいじゃん?延々に喋れちゃうじゃん?

何時何分までいるかは、話し出す時点で決めた方がいい!

何ならスピーカーで呼ばれた時の挨拶で宣言しちゃうくらいでいいと思います。特に抜けるの上手にできない人は。
気分転換程度で入ったRoomで何時間も話してしまい、結局やるべきことが疎かになってその後が大変という結果になってしまうのは、Clubhouseといい距離で付き合いながら楽しむためにも避けた方がいいんだろうなと思います。

Roomを立てる時は終了時刻を明記

前の項目からの流れでこちらも時間の話ですが、自分で部屋を作る時には終了時刻は明記しておき、その上で時間を守るようにしましょう。終わりがわかっている方が聴く側も参加する側も気持ちが楽かつ入りやすいですし、何より自分の時間を惰性で浪費しなくて済みます。大体無駄に長くなってるRoom、内容もだれてきてたりするし……。最近は終了目安を書くモデレーターさん増えたから書くまでもないかなとも思ったのですが、自分の周りだけの可能性もあるので書いておいた次第です。

ユーザー検索、プロフィール内容も結構拾うので充実させる

「Explore(虫メガネの検索アイコン)」からユーザー検索をする時、みなさん名前で検索はよくすると思います。実はこの機能、キーワード検索な感じでユーザーを見つけることもできるので、趣味や好きなアーティスト、推しの名前、応援しているチームなどを入力してみると関係している人や仲間を見つけることができるんです。
逆にいえば、プロフィール内容をしっかり書いておくことによって、自分の仕事や活動に興味を持ってくれそうな人や趣味仲間になれそうな人に自分の存在を見つけてもらえるということにもなります。それに気づいてからはプロフィールをこんな風に書き足してみました。

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左がBefore、右がAfter。
まず仕事を中心とした前面に見せたいプロフィール内容は上に書いた上で、下に興味関心やもう少し細々としたことをプラス。今はこれに加えて好きなマスコットなども追加しています。見せたいプロフィールだけでは拾えなかったであろうフォロワーになってくれそうな人が見つけてくれる可能性が上がります。特にマニアックな内容(ニッチなキャラクターが好きとか)は書いている人が少ないから上位に表示されやすいです。

相互フォロー目的部屋のオススメが邪魔ならスワイプで隠せる

「相互フォロー目的のRoomがタイムラインにオススメされるの、正直邪魔でしょうがない」と感じている人がだいぶ多いなという印象です。そして無音部屋が禁止のはずなのにいまだにある……。
相互フォロー目的の部屋の表示は「主催を片っ端からブロック」でだいぶ件数が減らせるとは言われています。ですが無意味にブロックしまくるのもなんだかなーという人はとりあえず以下の方法でタイムラインから消すのが無難です。

この方法は単純に興味のない部屋にも活用できるので覚えておくと便利です。

ここが不便だよClubhouse

最後にClubhouseを使う上で不便だと感じた点を書いていきます。
SNSだから人間関係色々あるよね。うん。最適化させるツールが増えるといいな。

名前の入力、ミスすると厄介問題

Clubhouseの名前とユーザーネーム、1回しか変更できない問題はどうにかして欲しいものです。友人の1人に1回目何かで名前の入力を間違え、2回目はスペルミスをしてその後変更できないために間違えた名前のままになっている人がいます。ポンコツの友人は類は友を呼ぶでポンコツなのかもしれない?ちょっと待て今はその話はしていない!なんていうのは置いておいて、日本人の場合、表示順の関係で姓名逆に入れたとかで慌てて変更したら間違えたとかいうケースもありそうですし、もう少しこの辺ゆるくしていただきたいものです。
そもそも現行の日本の法では結婚したらどちらかのファミリーネームが変更になるわけですし、変更はもう少しゆるくしていただきたいものです。(2回目)
加えてもっと厄介などはいわゆる活動名を表記することになっている、ニックネームの部分。ニックネームの変更は現状認められていないため、芸名が変更になった人でも変更することができません。芸人さんとかグループのアーティストさんで「〇〇○佐藤」的な表記にしていて、解散して「〇〇○」部分削りたくてもできないんですよ。元、とかつけたくてもできないんですよ。もう少し柔軟にできないものですかねー。日本法人ができたら対応窓口ができて変わるのでしょうか、ってどんだけ先やねん。

ミュート機能が欲しい

いるじゃないですか。知り合いだからフォローしてるけど、興味関心があんまりかぶってない人。んでその人がRoom立てたりどこかのRoomに参加していようが興味ないから通知いらないんだわ、って思う人。
通知自体を切りたいわけじゃない、その人の通知だけいらないんだー!って思った時に足りない機能がミュート機能。通知を最適化してイライラしないためにも、ミュート機能欲しいです。あまりにも不要な通知が多いと結果的に通知を切ることになって、そうなるとClubhouseアプリから遠のくことになるから早く実装して欲しいなと思います。

個人的には時間があまりないので、ガッツリ聞きたいテーマがある時に入りつつ時々気分転換に使う程度の使い方で落ち着いています。同時に、小さな厄介ごとはここまでいくつもあったので対策しやすくなるといいなーと思いました。もっと進化するのを期待しています。

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