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自然とひとつになること


音楽が好きです。でもこれまでは、雅楽を聴く機会はありませんでした。
若い頃は、電気を通して増幅された音楽や、アンダーグラウンドに興味を惹かれていました。やがて、西洋音楽(クラシック)を聴くようになります。オーケストラや室内楽の鑑賞や、演奏家の音源を通して、西欧の文化に触れることができます。また、世界の民族音楽の原始的なリズムや旋律も心地よく聴いていました。

そして、にほんの伝統音楽。にほんの音楽の辿り始めは、CD ボックス「日本古代歌謡の世界(日本コロンビア)」でした。古代歌謡の二曲目は、神楽歌「阿知女作法」。Wikipedia によると、「阿知女作法」は、神の降臨を喜び、神聖な雰囲気を作るためと思われる一種の呪文」とあります。

音楽の聞き方は人それぞれだと思いますが、はじめて「阿知女作法」を聴いたときは、なかなか馴染めませんでした。頭にいくつもの疑問符が浮かび、繰り返し聴くにつれ、次第に色々な思いが錯綜するようになります。

阿知女作法(神楽歌)
 本歌=阿知女。於。於。於。於。
 末歌=於介。阿知女。於。於。於。於。
 本歌=於介。

雅楽は、にほんの信仰心とともに、1000 年以上、幾代も、そしていまも流れています。なかなか接する機会が少ないにほんの音楽を探索すること、それは形のないものだから、つかみどころがないのですが、だからこそその流れは絶えることがないのかもしれません。

◼️茶琴神明(佐倉・文化芸術教室)
http://www.chagoto-shinmei.jp/

◼️茶琴神明「音楽で紐とく《にほん》(Youtube チャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UC51IXLL9J-_1pWtP9x3qc4A

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