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4月11日 今日は何の日!?

○ メートル法公布記念日 ○
1921年(大正10年)のこの日、「メートル法」の採用を法制定した改正「度量衡法」が公布された。それまでの長さの単位に「尺」、質量の単位に「貫」を基準とする「尺貫法」などとの併用から、長さの単位に「メートル」、質量の単位に「キログラム」を基準とする「メートル法」のみに一本化することとなった。
しかし、根強い反対運動により施行は無期延期となり、「メートル法」への完全移行は1952年(昭和27年)に「度量衡法」が廃止され、新しい「計量法」が施行されたことでようやく行われた。「メートル法」は、大革命後の18世紀末のフランスにおいて、世界で共通に使える統一された単位制度の確立を目指して考えられた。
1mの長さの標準は、1879年(明治12年)にフランスで作られた白金とイリジウムの合金で作られた「メートル原器」を使用していたが、1万分の1mm短くなってることが分かったため、現在はクリプトン元素が発する真空中における光の波長を基に標準が定められている。

○ ガッツポーズの日 ○
1974年(昭和49年)のこの日、東京の日大講堂で、ボクシングWBC世界ライト級タイトルマッチが行われ、ガッツ石松がチャンピオンのロドルフォ・ゴンザレスにKO勝利した。その時、ガッツ石松が両手を挙げて勝利の喜びを表わした姿をスポーツ新聞の記者が「ガッツポーズ」と表現したことで、「ガッツポーズ」という言葉が広まるきっかけとなったという。
「ガッツポーズ」は、喜びを表すポーズの1つで、スポーツなどで勝利した時や、良い成績を残した時によく見られる。しかし、相撲や剣道、柔道、野球など一部のスポーツでは不適切な行為として問題視されることもある。
ポーズ自体は昔からあり、「ガッツポーズ」という言葉が初めて使用されたのは、1972年(昭和47年)11月30日に発行されたボウリング雑誌「週刊ガッツボウル」がストライクを取った時のポーズを「ガッツポーズ」と命名した時とされる。「ガッツポーズの起源はガッツ石松である」という説には賛否両論あるが、「ガッツ石松」説が一般的に認識されているというのも事実である。

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