盗人にも五分の理を認める②
今日は前回に引き続き『人を動かす』PART1 : 人を動かす三原則 “盗人にも五分の理を認める”です。
◾️非難は天に向かって吐く唾
では実際に、人を裁くとどうなるのか?をみていきましょう。
ここではタフトとフォールという2人の人物が非難されています。
この2人は誰がどう見ても非難されてもおかしくないのですが、実際非難されて反省したでしょうか?
もちろんそんなわけもなく、
自己肯定を必死に行ったのでした。
『非難したところで相手が非を認めて己を省みることは期待できない。逆に自己肯定のために攻撃に転じてくることさえある。』
人の裁きを受けたくなければ人を裁くな!
ってことですね。
まさに、非難は天に向かって吐く唾です。
◾️他人は矯正できない。
「他人に変わることを求めるより自分が変われ!」
というのは自己啓発系の本等でよく言われてますが、まさにそういった事です。
著者の言葉や孔子の言葉を引用し、他人を矯正するより自分の欠点を改めた方がよっぽど得だし、ノーリスクだよということを伝えてくれています。
僕が人生の師匠から言われていつも心に留めている言葉があります。
「人を指差したら、残りの3本は自分に向いているんだよ」
初めて言われた時はまさに目から鱗でした!
今でも「だってアイツが、、」って思った時はこの言葉を思い出しています。
すみません!話が逸れてしまいました。。汗
◾️人は感情の動物
相手に恥かかせたらダメだよ。ということを若かりし頃の著者の体験を元に伝えてくれています。
著者がまだ若かった頃何とか人に存在を認めさせたいと思い、
とある有名作家に手紙を書いたそうです。
しかしその文面は無礼極まりないものでした。
結果相手を怒らせてしまい、一言のクレームと共に手紙は送り返されてしまいました。
それに著者は憤慨し、その悔しさは「有名著者の訃報を知った時胸に浮かんだものが悲しみよりも屈辱だった」と言わせる程でした。
つまり
『人は自尊心と自分を良く見せたいという虚栄心で行動している。だから誰のそれらを傷つけた時、
一生相手に恨らまれても仕方がない。』
誰かに恥をかかせようとしている自分はそれこそ虚栄心による行動かも。。
と思わずハッとしました。笑
◾️許す心
相手を許せる寛容さ
をパイロットの例を用いて説明してくれています。
こんなカッコいい男になりたいですよね!
--とある有名なパイロットが航空ショーを終え自宅へ向けて飛んでいる時にエンジントラブルが起こり不時着しました。
パイロットの巧みな技術によりケガ人はでませんでしたが機体はひどく損傷。
そしてそのエンジントラブルの原因は若い整備士の初歩的なミスでした。
呼び出され涙を流している若い整備士にパイロットがかけた言葉はこうでした。
「君は二度とこんなことは繰り返さないと私は確信している。その証拠に明日も私の機体の整備を君に任せるよ。」
『ただ小言を言うことは誰にでもできます。
若い整備士はきっとこのパイロットを慕い、熱心に整備を行ったと思います。そしてこのパイロットはたくさんの人に慕われていたと思います。」
こういった場面でこそその人の“人間力”が問われるんじゃないでしょうか?
人がついてくる人になるにはテクニックやノウハウではなく“人間力”だと僕は思います。
◾️まとめ
人を動かす原則❶
批判もしない。苦情も言わない。
この項目はたくさんの例を元になぜ人を非難することが愚かなのか?を説明していました。
この項目の最後に書かれている「父は忘れる」という文章は、
いかに相手を非難することよりも相手を理解をすることが大切かがわかります。
とても大切な事が盛りだくさんなので2回にわたってまとめました。
まだまだ書き慣れずかなり長文になってしまったので次回からはもう少し短くまとめれるよう頑張ります!
では最後まで読んでいただきありがとうございました。
続きはまた明日更新します。
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