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聞き手にまわる

おはようございます。

今日はD・カーネギー著 人を動かすより PART2人に好かれる六原則 『聞き手にまわる』です。

この項は『聴くことの重要性』を伝えてくれています。
『聴く』にフォーカスした本はたくさんありますが、やはりベースはこれじゃないかなと思うくらい根本の原則が詰まってます。

ちなみに本書では漢字は『聞く』が使われていますが、個人的に宇都出雅巳さん著『いつのまにか心をひらいてしまう 絶妙な聞き方』に書かれている“聞くは耳だけで聞くのに対し、聴くは耳と心で聴く”という言葉が好きなので『聴く』という漢字をあえて使ってます。
この本も少し古い本ですが素晴らしい本なのでまたの機会にまとめてみたいと思います。

では、早速今日もいってみましょう!


■心を奪う聴く方

『どんなほめ言葉にも惑わされない人間でも、自分の話に心を奪われた聴き手には惑わされる』

とカーネギーは言っています。

人は“中国で100万人の死者が出ていることよりも、アフリカで起こった40回もの地震よりも自分の歯痛の方が重大”だそうです。
繰り返しになりますが人は自分のことが一番興味があるんです。

だから、もしそんな自分の話に心を奪われるかのように聴き入ってくれる人がいたらめちゃくちゃ嬉しいんです。
自己の重要感が満たされるんですね。


■聞いてる風だけど、、

多くの人がやってしまいがちなのが、相手の話を聞いている風だけれども“自分の頭の中では自分の話になっている”です。

たとえば友達が「ハワイに行ってきた!」って聞いた時
(あーハワイ良いよね!あの飛行機を降りた瞬間の潮の香り、南国感サイコーだし、海はめっちゃきれいだし、、あの時楽しかったなー)と頭の中で考えながら友達の話を聞いてしまっていたりします。

結局、人の話に集中していないんです。
だから“相手の話ドロボー”してしまったり、“話の腰を折って”しまったりしちゃうんですよね。

それでは、相手の“重要感”は満たされません。


■相手は重要感を求めている

これは繰り返しになりますが、人は“重要感”を求めています。
詳しくはこちらです!

たとえば『文句を言う人』や『言い訳をする人』
このような人は理屈が通らないはちゃめちゃな事を言ってきたりしませんか?

これに対して正論で返してしまうと、さらに相手の怒りを買ってしまいます。。
この時相手は“重要感を求めている”のです。
つまり“聴いて欲しい”のです。

“自己の重要感を満たしたい”がために真実すらねじ曲げてしまったりしちゃうんですよね。


自分に置き換えると分かりやすいと思います。
待ち合わせに寝坊してしまったりした時、とっさに言い訳しているときの自分って、あとで思い返すと結構恥ずかしいこと言っていたりします。(苦笑)

それほど“重要感を満たしたい”欲求は高いってことですね!

■まとめ

自分の話に心を奪われた聴き手になるには、“相手の話に集中する”これだけです。

これを細かいテクニック的に話している本はたくさんありますが、要はこれだけです!
“人は自分に一番興味がある”ことを理解し、“人は人の話を聞いてる風”なことをしてしまう癖があることに気づいて、“人は重要感を求めている”ということを知ればもう大丈夫です。

家族や友達と話す時は、スマホを置いて相手の話に是非集中してみてください。
そして、何よりもそうやって聴いてもらた相手はきっと嬉しいと思います。
誰かを会話一つで喜ばせれる人、そんな人はきっと人からも好かれますよね。

人に好かれる原則❹ 聴き手にまわる


最後までご覧いただきありがとうございました。
では、また明日〜。

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