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新卒。入社半年で退職した話 - その1-

今でこそ、新卒で入社した会社ををすぐ辞めることはよく見聞きしますが、私が社会人になった20年ほど前の価値観は、ひとつの会社で長く勤めるのが良しとされていたように思います。
新卒で正社員になったのに、半年で退職した私は、長い間、自分についてこんな風に思っていました。

・すぐ辞めるのは、根性がないダメな人間
・すぐ辞めるのは、人生に汚点をつけたような恥ずかしいことだ

他の人が同じような状況なら、「全くそんなことはない」と普通に思えるのですが、自分に対しては、どうしてもこんな風に思い込むクセが離れず、本当に厄介だなと感じていました。

今一度、手放す意味でも、振り返ってみようと思います。

ちなみに、私にスラトレを教えて下さったDr.EKO博士によると、自分のネガティブな経験を人前で話すことは、自分の癒しになるそうです(海外の映画でたまに見かける、みんなで輪になり座って自分のことを話すシーン、あれですね)。


就職氷河期の真っ只中、ことごとく選考に落ち続けた私。
周りの友人達の内定の知らせに焦りながら、なんとか就活を続け、ようやく地元の建築関係の会社に内定をもらいました。

せっかく就職できたわけですが、入社当初から、どうも別の世界に来たような、自分に合っていないような違和感はありました。

そのひとつが、新入社員研修として行われた、山寺で泊まり込みで行われる新入社員研修です。

早朝に外で「あ・え・い・う・え・お・あ・おー!!」と応援団のように発生練習したり、お辞儀をして、その角度を指導しに指導員が周ってくるまでその姿勢でいたり、上司の部屋に入る設定での挨拶という練習では、普通に話すのではなく、「失礼します!!」と大声で叫ばないと、OKがもらえなかったりしました。

「なんなんだろう、これは。。」

もともと体育会系のノリに耐性がなかった私。
怒鳴られながら、軍隊のように一挙手一投足を指導されたり、大声で叫びながらのシミュレーション等、それがどれだけ実際の仕事の役に立つのかよく分からず、とにかく不快感と違和感でいっぱいでした。

今振り返ると、そんな経験は自らやろうと思わないし、人に話すネタの一つにはなったかなと思ってはいます(笑)

-その2へ続く-

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