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【私が創りたいのはアベンジャーズなのだ。】

✴︎この記事は音声での配信もあります。


こんにちは。お読み頂きありがとうございます。
今日は私が創りたい会社のイメージ、チームビルディングのお話です。


私の会社は、キッズダンスをメインとしたダンス関連の事業をしています。

40名以上のダンスの先生が籍をおいていて、
殆どが20代のダンサー。

明るくて元気な人が多くていいんだけれど、
少々(・´ω`・)困ッタナァ…となる事もある。

ダンスを仕事にするという人は
一般企業で働いた経験がない人が多い。


(最近は少しずつ流れは変わってきてるけど)

当然、社会人としてのリテラシーがまだない状態。

みんな基本的に「自由な感覚の持ち主」のまま、
弊社に来る。


私の役割は、まず

「踊る」

しか経験がない人たちに

「教える」

という事のやり方を伝えて、次は

「仕事する」

とはどういう事なのかを伝えていくことになる。

(これを新人が来る度に延々と繰り返す。終わりのない無限ループ。)


当たり前だけれど

「踊る」ということと、
「教える」ということと、
「仕事がデキる」ということは、

それぞれ別のスキルで。

(ダンスインストラクターは先生業でもあり、接客業でもあり、クリエイター業でもある。)



人材育成とはものすごく根気のいる事。

全く同じでなくても、
どこの業界でも、会社でも、新人教育とは大変なものでしょう。

たった1人を育てるのに、コストだってものすごくかかる。

お金という意味のコスト

リソースという意味のコスト

ときどき、教育担当がメンタル崩壊寸前になる
という意味のコスト(笑)

とにかくコストがかかるのだ。


部下を育てた事がある人なら、
もしくは従業員を雇った事のある人なら、

きっとお分かりいただけるのではないかと。

痛いほどに。

痛いほどに…


特に悩ましいのはこんな人だ。(というか殆どの人が始めはこんな感じ)

  • 聞いてるふりしてるけれど、ぜんっぜん人の話を聞いていない。(聞いてると本人は思ってる)

  • 仕事をする=作業をすることだと思ってる人、自分で考えない人。

  • 間違えて怒られたくないから指示待ちになる人。


もちろん本人に悪気はない。

理想とのギャップに
いくらこちらが悩んだところで
相手を変えたり、コントロールすることはできない。

アドバイス的な事も言ってみたりはするけど、
本人が心底腑に落ちなければ行動は変わらないから、
即効性はあまりない。


本質は、ただひたすら、本人が自ら成長するのを待つしかないのだ。






そんな人材育成の無限ループにハマっている私に、

ある小学校の先生をしている知人から
宝のような言葉をいただいたので、今日はそれをみなさんにシェアしたい。
(ここから本題。)



私はこれを聞いた時、本当にこの言葉が✨輝いて✨感じた😳

それくらい衝撃だった。私にとっては。



その言葉とは…






✨✨✨✨✨承認する✨✨✨✨✨



という言葉なんだけどね。
(ちょっと硬く聞こえるけど、まあ聞いてください。)


知人への私の相談はこんな感じ。

######################################

「私、アベンジャーズみたいなチーム作りがしたいんです。

知ってます?アベンジャーズ。

そう。アイアンマンとか、キャプテンアメリカとか出てくるやつです。

アベンジャーズのキャッチコピーはね、

“人類を守るため、

最強ヒーローたちが集結した究極のチーム“


なんですけど。

彼らって1人1人が自立した存在で、全員主人公じゃないですか。

どのキャラクターにも愛すべき背景というか人生のストーリーがあって。

自分の個性、特技を活かして人類を救う戦いをしてますよね。

チームのメンバーは仲良しな人ばっかりじゃないし、
いつも一緒にいる訳じゃないんですけど。

それでもいいんです。

根底にはお互いへの信頼やリスペクトがあるんですよね。

好き、嫌いではなくて、それぞれの能力とか、存在自体にリスペクトがあるっていうか。

時々もうだめだ!みたいになった仲間を自分の特技(力)を活かして救ったりしてね。

うちの会社で一緒に働いてくれるメンバーともそうなりたいんです。

みんなに自分の最大限の個性や力を気持ちよく出してほしい。

仲間がピンチの時は率先して救いに行って欲しい。


だけど、実際は、歳上のせいもあるかもしれないけど、

みんな私の言うこと聞いてくれちゃうんです。

はみ出さないお利口さんになっちゃう。

もちろん右向け右で動いてくれるのはラクですけどね。

反対に言うと、言ったことしかできない。

もっと前のめりになって欲しいのに。

正直がっかりしてしてしまう自分もいる。


そんな自分にまたがっかりして…の繰り返し。

あんまり人に求めるのはよくないと思いつつ、

相手の行動が自分の期待値より低い場合、

どうしたらみんな自主性を持って仕事したくなるんだろう??」


とまあ、こんな感じだったかな?

(ウソかも。ここまで細く説明してないかも。
でも言いたかったのはこう言うこと。)

それで知人の回答はこうでした。



「小学生の担任をしていてもよく思うことなのね。

どうしたら、みんなが自主性を持った行動をしてくれるようになるのかな?って。

褒め伸ばすとか言う言葉もよくあるけれど、

どう思う??

人は褒めて伸ばした方がいいと思う??」


((え!う〜〜ん、私は褒め伸ばし推奨派だけどな〜〜。

でも、褒めたくても相手がやるべきことできてないと
思っちゃうと、指摘しちゃうよな〜。

褒めるとこ見つけられないくらい
イライラしちゃうこともあるしな〜〜。))←私の心の声


「大事なのは、無理して褒めよう、いいとこ探そうとする事じゃなくて

ただ、その人の存在を認めて、承認する事かもね。

あなたが〇〇してくれたね。
とか、

あなたは○○なんだね。

事実を承認することじゃないかな?


その人がやれたことを、
たとえ当たり前のことでも

「○○さんが〜〜〜してくれました。」
とみんなの前で話したり、

「あなたの〜〜〜〜に助けられている。」

と伝えたり。


ポイントは“褒める“のとはちょっと違って、

ただ事実を言うだけなの。

”私はあなたをみてるよ”  

ということが伝わると

“自分をみてくれてる人がいるんだ!!“

と感じて

人はやる気が出て、

もっと行動したくなるんだよね。

本当に必要なのは相手をそのまま受け止める“承認“なんじゃないかな?」


######################################




おおおおおおおお!!!✨なるほどーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!✨






…と、思いましたね。
まるで必殺技を伝授されたような気分でした。



チームを育てるには、まず個を育てないとね。




教えてくれてありがとう♪


こうして私は

必殺技、

「承認」

を手に入れました。




これねえ、多分すごくいいと思う。


なぜならね、

私無意識に子供のダンスレッスンでは、既にやってたんですよね。

これ。


特に幼児レッスンでは。



「わ! 〇〇ちゃん、大きく踊ってるね!」

とか

「〇〇ちゃん、ご挨拶できたね」

とか

「そっか、そっか、だからお友達と喧嘩しちゃったんだよね、
〇〇ちゃん、嫌な気持ちだったんだね」

とか。

別に褒めてないんだけど、
事実言っただけなんだけど、

自然と子供たちはのびのびと自発的な行動が多くなったりします。


実は、子供と大人ってそんなに変わらない。
むしろ、大人の方が子供だと思う。
20年ダンスを子供に教え続けてきた私の持論。


子供に響いて、大人に響かない訳は、ないです。



チームビルディングや人材教育、
もしくは子育てをされている方。


もしまだこの方法取り入れていなかったら、


必殺技、「承認」。



お試しあれ。




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