見出し画像

微量の脳内物質で、人生も性格も変わってしまう


一ヶ月に1~2度、偏頭痛と共に心が落ち込むのが結構辛い。
この症状になると、ほんとうに突然と未来が暗いものに感じてしまうのだ。

過去の嫌な思い出を延々と考えだす。
深い泥沼に落ちてしまったように感じて、そんな時は誰にも邪魔されずに布団をかぶってひたすら寝ていたい。
でも次の日になるとケロッとして、いつもの自分になるということが起きる。

定期的に決まって起こるので、女性ホルモンが関与しているようだけど、
自分ではどうしようもできない。
ひたすら我慢して乗り越えてる。(´;ω;`)

それほど医療に詳しい訳ではないので、この女性ホルモンがどの程度精神的に関わってきているのかはわからない、けれど私のような症状を訴える人は多いと思う。

調べると、女性が一生のうちに分泌する女性ホルモンの量はティースプーン一杯ほどだそうで、そのたった一杯のホルモンの中に若さ、美、健康が関与していることになる。

「一生のうちティースプーン一杯」を例えば一日に換算するとどのぐらいの量になるのだろう?
ほとんど見えないぐらいの量かも知れない。

それほど微量なものがあるかないかで、人体や思考にまで影響が出てくるということに驚く。


長年こんな不調を越えてきて思うことは、鬱になる人は確かに辛いよな~とホントに思う。
こんな気持ちがずっと続くのかと思うと確かに希望は感じられない。


鬱は調べると脳内物質のセロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンが深く関わっていて、これらがストレスや過労が引き金になり、量が多くなったり逆に少なくなって微妙なバランスが崩れて症状があらわれる。

これは「根性がない」とか「怠けている」とかではなくて、脳がきちんと脳内物質を受け取れていないという体の状態で、ほんの微量な脳内ホルモンが届かないだけで全く違う自分になり得るということだ。

現代でストレスや過労を抱えていない人は少ないだろうから、どんな人であってもバランスを崩してしまう可能性はあるということ。

以前「私は性格的に、絶対鬱になんてならない」と言っている人がいた。
けれど体の調整機能が、ほんのちょっとずれてしまっただけで簡単に体調なんて崩れていってしまうものだと思う。

悲しいかな、これほど微量なものが今まで築き上げたものをあっという間に崩してしまうということが起こるのだ。まるで天秤がわずかな重みでバランスが上下するかのよう。

それでもそんなことがやたらと起きないのは、神がかったバランスが常に体内で起こり調整されているということ。ありがたい。

自分の体調を通して感じた
「意外にも、微量なものに人生も性格も翻弄されているかも」ということを今回は綴ってみました。
読んで頂きありがとうございます。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?