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鹿とトマトのスパイスカレー

中村安希

鹿肉のスライスを使ってスパイスカレーを作りました。前にも書きましたが、スライスは作るのに手間がかかるので、唯一お鍋を美味しく食べる(食べてもらう)ためだけに頑張って作るものだと思っていました。ところがスライスを送った友人知人が、それを鹿丼や炒め物やカレーに使っていることが判明し、送る側としては「もったいない使い方じゃ・・」とは思ったものの、真似してみたらこれがめちゃくちゃいい!そうか、スライスを活用すれば、鹿肉を家庭料理として消費しやすくなるのか・・という重要なことに気づきました。

これも以前書いたことですが、鹿肉はカレーに入れても美味しくありません。カレーには猪肉の方が合います。ただし、カレーはカレーでも「ブロックをルーで長く煮込む」タイプではなく、「スライスをトマトとスパイスでサッと味付けする」タイプのカレーならとても美味しく食べられることが分かりました。トマトシチューの延長というか・・・。このアイデアは、私が間伐作業でお世話になっているリーダーの奥さんから得たものです。作業の合間の昼食用に鹿カレーを作ってくださり、それが予想外に美味しかったんです。実はお昼に鹿カレーを用意してもらっているとも知らず、「鹿はカレーには合わないよ〜。オススメしないわ〜」なんて豪語していたら、いきなり「この前もらった鹿のスライスで作ってみたんやけど」とか言われてカレーが出てきたので、さすがにバツが悪かったです。それに、えっ、スライスをカレーに使っちゃったの?もったいないな・・・とも思いましたし。でもカレーはカレーでもルーが入っていないお野菜たっぷりのスープカレーっぽいスパイスカレーでして、これがめちゃ旨。そうか!!この手があったかぁ!と、二重に反省しました。お肉を人に配るといろいろ発見があります。

前置きが長くなりました。では作っていきます。

材料:鹿肉スライス、玉ねぎ、トマト缶、しょうが、ニンニク、(ピーマン、なす)、油、塩

スパイス:鷹の爪、フェネグリークシード、マスタードシード、コリアンダーシード、クミンシード、

スパイス(パウダー):ターメリック、クミン、チリペッパー、コリアンダー

1、鷹の爪、フェネグリークシード、コリアンダーシード、クミンシードを油で温める。マスタードシードを最後に加える。(マスタードシードを最初から入れたところ爆発して跳ねたので、最後の方が良いのかなと思いました)

鹿とトマトのスパイスカレー10

2、スパイスの香りが立ってきたら、刻んだしょうが、ニンニクを加える。

鹿とトマトのスパイスカレー9

3、みじん切りにした玉ねぎを加え、よく炒める。

鹿とトマトのスパイスカレー7

4、スパイスパウダー(ターメリック、クミン、チリペッパー、コリアンダー)を加えて炒める。

鹿とトマトのスパイスカレー6

5、玉ねぎを端に寄せ、空いたスペースで鹿肉スライスをしっかり炒める。(片面ずつ、焦げ目がつくくらいしっかり焼く)

鹿とトマトのスパイスカレー5

6、肉と玉ねぎを炒め合わせたところでトマト缶を加え、少し水を足して煮込む。塩で味を整える。

鹿とトマトのスパイスカレー4

7、たまたま冷蔵庫にあったピーマンといただきもののナスも加えてみました。野菜が柔らかくなったら出来上がり。

鹿とトマトのスパイスカレー3

鹿とトマトのスパイスカレー2

鹿とトマトのスパイスカレー1

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まとめ:想像通りの美味しいカレーに仕上がりました。ルーを使った鹿カレーを作った時には「テンション下がるわ・・・」と落ち込んでいた姉も、スライスを使ったスパイスカレーは、「絶品やん!これならいつでも食べるから作って!」と大喜び。姉(インド、ネパールに8年くらい住んでました)と私(世界約100カ国を10年以上彷徨いました)は、どちらもクミンやコリアンダー、チリペッパーなどの日本ではあまり馴染みのないスパイスが大好き。もう体に染み付いている懐かしい味というか、日常的にこういうものを食べたいと思っているくらいなので、この「スライスを使ったスパイス鹿カレー」は、日常食のレパートリーに加えるには最高のレシピの一つとなりました。鹿肉でカレーを作るなら、断然「トマトベースのスパイスカレーを、スライス肉で作る」ことをオススメします。

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