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頭よし、体よし、性格よし! 来てほしいのは三拍子揃ったバイトだけ?

今年もお茶の季節がやってきました。3年前に約3ヶ月、去年は約1ヶ月、現地への住み込みで働いた茶畑の仕事。去年は人手不足を経験し、「コロナで失業して困ってるなら茶畑に行こう!」的な記事を書いてしまったほどでした。ただ、今年は人も集まり順調にスタートしたようです。経験者2人と季節労働者(ただしお茶は初めて)1人の計3人という恵まれた体制です(去年は私1人でした)。私はメンバーが揃うまでの間のワンポイント穴埋め役として4日間だけ呼んでもらいました。たった4日なのでどうもこうもないという感じですが、せっかく現場まで行ってきたので一通りの雑感だけ書き留めておこうと思います。

* 誰でもいい、ってわけではなかったのね

思えば去年は本当に人手が足りなくて、とにかく誰でもいいから畑に来て欲しかったのを覚えています。失業している人、若い人、さらに男の人がいるなら、炊き出しに何時間も並んでないで、すぐにでも畑に来てほしいと思っていました。畑に来れば仕事があって、お金が貯まって、毎日弁当が出て、お腹いっぱい食べれるのに、どうしてみんな来ないのかなぁと。

ただ、今年のメンバーを前にして、去年の「誰でもいいから」の部分は撤回した方がいいと思い直しました。来てる人たちは、やっぱりみんなタフだし仕事ができる人ばかり。フィジカルもメンタルも強いです。誰でもいいなんて、とんでもないです。

今年初めて茶畑に来たというバイトの女性も、スラッとした可愛い子ですけど、さすが季節労働で全国を回ってきた人。テキパキしてて要領がよく、明るくて周りの人ともうまくやるし、体力もあって運動神経も良さそう。農業に限らず、どの分野の仕事でもうまくやれそうな人です。少しの間でしたが一緒に仕事ができて楽しかったし、作業もどんどん進んでいくので気持ちがよかった。良い人が来てくれたなと思いました。

思えば私にお茶の仕事を紹介してくれたUちゃん(年下の大先輩)も、まさにそんな人材でした。仕事ができて、人当たりがいい。それに、3年前にお世話になった農家さんへ毎年(10年くらい)来ているA くんもそう。頭が良く、体力もあり、性格もいい。一緒に仕事をするなら誰だってこういう人がいいよね、という人たちです。

それでふと思ったんですね。いくら人手不足と言っても、誰でもいい、ってわけではないと。都会で失業して炊き出しに並んでいる人をいきなり地方に呼んできて、今すぐ農作業やってくださいと言って出来るほど簡単なものではない気がします。たとえ若くても、男の人であっても、トータルでの仕事能力、タフさみたいなものがないと、やっぱり難しいかなと思いました。

去年書いたことをすっかり撤回する形になって申し訳ないです。今年の顔ぶれを見て、レベル高いなぁ!と思ったので、一応書いておきました。誰にでもできる仕事らしい・・・と勘違いして現場に行くと、やり手のバイトさんたちに気圧されるかもしれませんので。

私にとって畑は面白いけれどしんどい場所です。お茶の収穫は楽しいし、いろんな人に会えるので、それはそれで刺激があって、まあまあ好きな仕事です。でもずっとやるのはしんどいので、どうかな、たま〜に手伝うくらいでいいかな〜。3日くらいで十分かな〜。ははは〜。

ということで、私のようなタイプの人 = 体力弱め、気持ちユルめ、人と話すと疲れてしまうという人には、お茶はちょいと厳しいかなと思うのでした。

以上、お茶レポでした。










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