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らくがき帳(定期購読マガジン)

身の回りの出来事や思いついたこと、読み終えた本の感想などを書いていきます。毎月最低1回、できれば数回更新します。購読期間中はマガジン内のすべての記事をご覧いただけます。
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#海外留学

大学院のこと(6) (留学・進学体験談)

大学院での実体験を紹介するシリーズ「大学院のこと(1)(2)(3)(4)(5)」の続き。 不正入学したものの、大学院の授業についていけず悩む学生。自分が学部生なのか院生なのかも答えられず、講堂から追い出されてしまったクラスメイト。学位取得を秘書に堂々と代行させている企業経営者。そうした数々の歪みを「金さえ積めばなんでもOK!」というアカデミックな解釈で黙認し続ける先生たち。大学院とは何か、学位とは何かについて考えざるを得なくなる現実を書き記したのが前編(5)である。 本編

大学院のこと(5)  (留学・進学体験談)

久しぶりに「アカデミア」の世界に戻り、違和感だらけの中でスタートした大学院生活。香港大学の修士課程での体験をご紹介するシリーズ「大学院のこと(1)(2)(3)(4)」の続き。 先生たちのほとんどは「ベテラン」と呼ばれる元ジャーナリストだったが、言い換えればそれは、引退後のじいちゃんばあちゃんたちの再就職先と化した大学院の現状を表していた。取材も編集も配信も、それ以上に報道の意味や概念そのものがデジタル化によって一変しつつあったその最中に、20世紀型のアナログな手法を変えよう

大学院のこと(2)(進学・留学体験談)

大学院への進学体験談「大学院のこと(1)」の続き。 大学側から合格通知は受け取ったものの、金銭的な理由から一度は入学を辞退。ところがゴネてみたら奨学金(給付型)がもらえることになったため、2016年の5月20日、私は入学辞退を撤回して進学を決めた。 というのが、前回までの流れである。 今回は、学科側へ返事をした日から入学した9月1日までの準備段階で起きたこと、新入生のオリエンテーションで覚えた違和感を順を追って書き進めていく。 アカデミアだから許される詐欺大学院に来る