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あの人を推したいんです/vol.1「はしゃ」

今回は私が「この人の作品が好き!」「この人の本なら買いたい!」というシリーズ、名づけて『あの人を推したいんです』の第一回目を書こうと思います。私の好きな人なので、好き好きと言ってしかないと思いますが、この投稿で気になった人はぜひググるなり、本を買うなり(買ってくれたらファンとして嬉しい)していただけると非常に嬉しいです。


今回紹介するのは、はしゃさん。

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが『さめない街の喫茶店』の著者です。現在推してる書店が多いみたいで、目立つところに置かれているのをよく見かけます(嬉しすぎて小躍りしたい)。


物語を知らない方もいらっしゃると思うので、物語のあらすじ      『ある日突然、眠りから目覚めることができなくなったスズメは、「ルテティア」という”さめない街”に迷い込み、喫茶店「キャトル」で働くことに。美味しい喫茶メニューと魅力的な夢の住人たちと紡ぐ、新感覚のグルメファンタジー。(『さめない街の喫茶店』裏表紙)』)


とにかく言わせてほしい。出てくる喫茶メニューが本当に美味しそう!!お腹が減っている時に読むと食テロにあいます(何度お腹が鳴ったことか)。漫画に出てきたメニューのレシピが軽く載っているので実際に作ることが可能。私はこの書籍で知ったケーク・サレを実際に作りました(味は研究段階)。詳細には書かれていないメニューもあるので、そこは自分でググるべし。

物語に出てくるキャラクターも魅力的。個人的にはキャトルの店主であるハクロさんが一番好きです。ほんわかしていて和む…。スズメのことを温かく見守るおじいちゃん的な存在。本を購入した方で続きが気になる人はネットに公開されているので見てみると、ハクロさんがどういう存在なのかわかります。

描かれている絵も素敵なんですよ、本当に。キャラクターはファンタジー感漂う描き方をされていて、親しみやすい。特に目が好き。簡単に描かれている線なのに(縦に引いただけの目とかある)どうしてこんなに惹かれるんだろうって思う。背景のセットや食べ物は詳細に描かれているので、そことのギャップに惹かれるのかもしれない。細かく描かれた背景と食べ物本当に素敵…、漫画の世界観がわかりやすいっていうのもあるし、こんなに細かく描けるの!?っていうくらい書き込まれていて惚れぼれする。購入された方はぜひ扉絵をじっくり見てください。「Episode.12 路地裏のパン屋さん」の絵凄く細かく作り込まれていますよ。


ここまでは書店で購入できる漫画の好きなところを紹介しました、

が、私が推したい書籍は他にもあるので聞いてください(熱量MAX!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)


まずですね、はしゃさんは旅行記として2つの本をご自身のショップで販売されています。それがこの2冊。

左『トルコ旅行記』/右『ドイツ・チェコ旅行記』

『トルコ旅行記』はご自身が2014年3月2日から10日間初めて初海外一人旅のお話が可愛らしいイラストと共に記録されています。そこにはお役立ち情報がたくさん旅立つ前の予約についてや費用、持ち物に関してなど、「へえこうやって検索するといいのか」「海外旅行の持ち物はこれを持っていけばいいのか」など参考になることが書かれています。しかも可愛らしいイラストと共に書かれているので、鼻の穴が広がる…(私が初海外旅行行く前に出会いたかった…、本当に…、それくらいお役立ちの本なの…)。もちろん旅行期間に出会った食べ物や人、観光、お土産についても書かれています。ある時は涎をたらしてお腹がずっと鳴るくらい美味しそうな料理が出てき、またある時はトルコ人の人柄に感動し、またある時は建物の荘厳さを細かく描いた絵に感嘆する…。はしゃさんはあとがきで「他の人が旅行をしたいと思った時に一つの例として参考になればいいな~ということも考えながら作りました」とおっしゃっているので、ぜひ海外旅行を考えている方に読んでほしいなあと思います。

ドイツ・チェコ旅行記』は2015年6月3日から10日間、2ヵ国訪れた旅行記録です。前回の旅行と違うのは、今回は途中で乗り継ぎをされています(ドキドキだった様子が描かれている)。成田⇒アブダビ⇒ミュンヘン経由でした。ミュンヘンで1日宿泊してからチェコのプラハへ移動。プラハの旅行記みて思った…、「めっちゃ行きたい、なにこれヤバイ、最高すぎるやん(ボキャブラリー貧弱)」。特にプラハ城の中にある黄金小路はファンタジー感が溢れていてぜひとも行きたい…、そういうの大好き…。プラハから名残惜しそうにミュンヘンへと移動。街の人たちや建物、料理など今回の旅行記はイラストが多め、嬉しい。ドイツ人のおじいちゃん達と一緒に飲んでいるイラストがあるんですけど、全員ダンディで個性的。こうして仲良く飲めるのはいいですよね。ミュンヘンの部屋は共同部屋で韓国人の女の子たちのこともチラッと出てきてます(楽しそうにお菓子交換したり、ドイツ人のおじいちゃん達と飲んでいるので、はしゃさんコミュ力高いのでは…と思ってる)。そして帰りなんですが、行きの時に乗り継ぎされているのでもちろん帰りも乗り継ぎ…。この乗り継ぎでひやっとする出来事が…!こういうことがあるから乗り継ぎは怖い。できれば乗り継ぎがない旅行の方が安心だけど、乗り継ぎがある旅行に行きたい時もあるので注意しないといけないなあと思うところ。今回のあとがきでは語学で苦労することがあったと書かれています。


そう、はしゃさんは英語初心者なんです!


かくいう私も英語全然ダメで、5教科(久しぶりにこの単語使った)の中で一番英語が足を引っ張っていました。全くわからなかったので全世界日本語共通にしたらいいのにと考えるぐらいできません。そんな私が「留学を考えている人にこの体験を読んでほしい」「英語初心者の私でも希望がある…!」と思ったこの本…!

『フィリピンではしゃぐ』

2016年4月から9月までフィリピンの山奥バギオで語学留学をした体験レポートになっています。なぜこの場所を選んだのか、留学までにしなければいけないことはなにか、荷物メモ、予算など留学を考えている人にとっての一つの例として役立つ漫画です。そして英語初心者の人に希望がわきます。全然知らない土地で話さざるおえない状況になるとやるしかないという気持ちになりますし、勉強に集中できる環境が整っている(食事・掃除・洗濯全てお任せ)ので英語に没頭できる。語学留学がイマイチよくわかっていない人(私)でも、どういう状況で勉強が進められていくのか、どんな人たちが集まってきているのか、どういう先生たちがいるのかなど具体的に知ることができます。それって凄く安心しませんか。何もわからず行くより、経験者の体験を知ってから行く方が心の持ち様が違うと思うんです。だから留学を考えている方にぜひ読んでほしい。もちろん考えていない方でも楽しく読めます。実際私も時間だったり予算の面で行くことはできません(悲しい現実)。ですが、はしゃさんがバギオで出会った人達や、食べ物、友達との旅行、勉強などを読んでいると、「私もサラに会いたい(はしゃさんの同室のバッチメイト)」「こ、こんな食べ物売ってるの…!?」「洞窟怖すぎ、死ぬ気でいかないとダメじゃん!」「朝から晩まで勉強…!」と感情移入しながら読むことができるので楽しいです、漫画の中でプチ留学している感じです。私はもう3回してます。ありがとうございます、はしゃさん。


気になった方はぜひ、書店・はしゃさんのSHOPへ!

hasya store : https://hasya.booth.pm/#_=_



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