廣瀨 明倫

株式会社マネーフォワードのパブリック・アフェアーズ室で、Fintech関連の政策渉外や…

廣瀨 明倫

株式会社マネーフォワードのパブリック・アフェアーズ室で、Fintech関連の政策渉外や各種リサーチに従事しています。

マガジン

  • Fintech研究所

    • 19本

    マネーフォワードCoPA(Chief of Public Affairs)の瀧と、パブリック・アフェアーズを担当するメンバーが、Fintechに関する情報や政策動向等について発信します。 ※記事の内容は個人の見解であり、マネーフォワードの公式見解ではございません。 ※2023年1月以前の投稿についてはこちらからご覧ください。 https://moneyforward.com/mf_blog/

最近の記事

欧州が「PSD3」で目指すオープンファイナンス戦略

 欧州委員会は2023年6月28日、EU加盟国の決済サービス・事業者を規制する法的枠組み「決済サービス指令」の第3版(PSD3=Payment Service Directive3)案を公表した。欧州の決済サービス関連法令には、フィンテック企業を含めたエコシステム形成を目指したPSD2(Payment Services Directive2)が存在していたが、PSD3はこれをさらに強化するものとなっている。  本稿では、PSD3の概況について、エコシステム形成の観点から日本に

    • 着実に進化する各国のオープンバンキング制度

       銀行とFintech企業が協調できるエコシステム形成などを目的として、オープンバンキングの制度が2010年代後半から各国に導入され、一定の期間が経過しました。  日本では2018年の改正銀行法の施行により、電子決済等代行業という新たな登録業種が設けられ、同業による銀行情報へのアクセスをつうじて、家計簿や会計等のサービスが提供されてきています(マネーフォワード社も電子決済等代行業の登録を行っています)。  近年、海外でもオープンバンキング関連の動きの活発化が見られますので、そ

    欧州が「PSD3」で目指すオープンファイナンス戦略

    マガジン

    • Fintech研究所
      19本