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祝!東京2020オリンピック!

東京2020・オリンピック!なんやかんやとありましたが、いまだにいろいろと変更があるでしょうが、選手村もオープンし、オーストラリア選手の第一弾も入国しました。今回は東京オリンピックでちょっと注目していただきたいオーストラリア選手をご紹介します。本当に独断と偏見です。ご了承ください。

スポーツ大国のオーストラリアはオリンピックが大好き!スポーツ全般が好きでどんな種目にも尊敬の念を持つ国民性なので一度にたくさんの種目を見る事が出来るオリンピックは特別ですね。メダル獲得数順位も14位(人口2千5百万人で55位)、出場回数も第2児世界大戦の頃の2回の不参加以外は皆勤賞ものです。そして、今回のオリンピックには歴代2番目に多い472人の選手を送り出します。日本の皆様、よろしくです。

愛すべきナショナルチームとその愛称

日本のサッカー代表チームを「サムライ・ブルー」と呼ぶようにオーストラリアの各代表チームにもいくつか愛称があります。例えば:

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サッカー男子代表をサッカールーズ(Socceroos)と呼びます。サッカールーズ...。笑わないで下さい😂サッカーとカンガルーを足して2で割った造語なのはもうお分かりですよね。オリンピック代表チームはここから派生したオリルーズ(Olyroos)=オリンピックとカンガルーの造語です。何故わざわざ造語の愛称なのか?カンガルーもワラビー(小型カンガルー)もすでに他の代表チームが名乗っているからです。(その辺りの歴史も面白いのですよ)愛称があると親しみやすくなるのと、新聞やテレビなどのメディアでも印象な見出しに使えますよね。愛称がつく競技は強豪であり、強豪だからこそ愛称がつくのかもしれません。上記の種目はメダルの期待が大!なのです!

個人的注目選手の紹介!

まずは、最年長の男子選手:アンドリュー・ホイ(62)。馬術は一生涯楽しむことのできる競技の一つです。ですが、ホイ選手、御年62歳で東京五輪への参加は8大会目!なんと、1984年のロスアンゼルス五輪から毎大会選手として選出されてます。そして金3・銀1つのメダリストです。頼もしい!最年長の女子選手:マリー・ハンナ(66)。こちらも馬術の選手です。8大会目のホイ選手には及びませんが6回目の参加。そしてもう一人6回目の参加資格を獲得した選手がいます。ファンライ・ジャン(48)ー女子卓球の選手です。さすが、定年のない国ですね、アスリートも自分が引退と宣言しない限り選手生活を続ける事が出来て、オリンピアンにも名を連ねる事が出来るのです。それにしてもシニアパワーすごいです。最年少は新体操女子選手のリディア・ラコブレバ(17)、男子はスケートボードのキーガン・パルマ―(18)。二人とも生まれは海外(ロシアとアメリカ)、育ちがオーストラリアの王道を歩んでます。期待の新人ですね。

世界的に有名なプロ選手が参戦することもあるオリンピック競技があります。まずは女子テニスー今年のウインブルドン優勝選手のアッシュ・バーティ(25)男子サーフィン選手ー2018年世界ランキング2位のジュリアン・ウィルソン(32)-超イケメン、女子サーフィン選手ー7度の世界チャンピオンの座に就いたステファニー・ギルモア(33)ゴルフ界からー最高ランキング4位の実績とアジアツアーの経験のあるキャメロン・スミス(27)、アマチュア時代からメディアの注目を集め着実に実力を上げてきているミンジ―・リー(25)ハンナ・グリーン(24)の若手二人。自転車競技のロード選手ー7月18日まで開催しているツール・ド・フランスが終了後直で参戦するリッチー・ポーテ(36)ルーカス・ハミルトン(25)ジャック・ヘイグ(27)の3選手。残念ながらハミルトン選手とヘイグ選手はクラッシュの影響ですでにツール・ド・フランス・ロードレースから離脱しています。もしかするとすでに日本に入国済みかもしれません。プロとはいえ、忙しすぎるでしょ!(ヘイグ選手は鎖骨骨折と診断されましたー五輪への参加・不参加のニュースは7月12日現在発表されていません)それ以外にも、プロで活躍するサッカー選手、バスケットボール選手なども東京に集結します。楽しみですね。

そして、日系の選手の紹介を

まずは、新体操の団体競技の一員に名を連ねるオノダヒメカ選手(23)。ご両親共に日本人のオーストラリア生まれ。東京オリンピックは彼女と彼女のご両親にとって特別なものであることは間違いないですね。ただ、残念な事に彼女のお母様は昨年死去されたそうです。悲しみを胸に秘めて頑張って欲しいです。きっとどこかでお母様も応援してくれている事でしょうから。

日本発祥の競技の一つの空手、この競技に参加する唯一の選手ーヤヒロツネアリ選手(33)。生まれは日本ですが18カ月でオーストラリアへ移住。オーストラリア育ちの彼は18歳で留学するために日本へと渡ります。そして知ったカルチャーショック、幾度かのスランプを経て、五輪出場を決めました。成熟した彼の演武が楽しみです。

女子重量挙げの大御所が日本人のかわいらしいお嬢さんなんですーヤマサキエリカ選手(33)。彼女の名が彗星の如く躍り出てのは2006年のコモンウェルズゲーム・メルボルン大会の事でした。私の住んでいる街で開催されたイギリス連邦加盟国で行われるスポーツ競技大会で、まだ10代で小さくていつも笑顔を絶やさない彼女がいきなり銅メダルを獲得したのは衝撃的でした。(それ以前のユース大会でも彼女は実力を発揮していたようですが、存じ上げてませんでしたー失礼😅)オセアニア大会やイギリス連邦の大会などには多く出場していた彼女ですが、残念ながら五輪とはなかなか縁がありませんでした。ですが、機が熟した今、初めてのオリンピック出場権を得ました。体力以上にタイミングや集中力がモノを言う競技、彼女の笑顔と経験に乞うご期待。最後に、ニューキッズを一人ご紹介。

BMXレーシング競技選手のサカキバラ・サヤ選手(19)。父がオーストラリア人・母が日本人でクイーンズランド生まれのシドニー育ち。幼い頃彼女の兄・カイの影響でBMXを始めたとか。残念ながらそのカイ選手は怪我の影響で今回は選出されませんでした。2019年に東京で行われたテストイベントに出場し優勝もしている実績と、惜しくも選考に漏れた兄・カイ選手の分も大暴れして欲しいと願ってます。

無観客での開催で残念ではありますが、モニター越しの声宴は必ず選手に届くことを信じてオリンピックを楽しみたいと思います。もし、どこかでオーストラリアの選手を見る事がありましたら、ちょっとでいいです、応援してください。お願いします。今回はこのへんで。じゃ、またね、ばいばい。

*オリンピックの誓い:タイトルの上に表示したのはオーストラリア・オリンピアンの誓いです。オーストラリアの代表としてオリンピックに参加する事の誇りと義務と感謝の誓いです(すごーい大雑把な訳ですが...)。その動画をどうぞ。サカキバラ選手が出てます。

https://www.youtube.com/watch?v=TXzZiIp3TmI

参照文献:

オーストラリア・オリンピック サイト(全般的に英語表記ですが、チーム紹介のページではちょこちょこ日本語表記が出てきますーかわいい!)

空手・ヤヒロツネアリ選手の紹介記事


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