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リーグ戦最終節・Aリーグ

Aリーグの20/21シーズントップ6が決まりました。色々ありましたが、残すところファイナル・シリーズの5試合(+1)を残すのみになりました。やはり、最終戦にはドラマが隠れておりました。今回はこの1節をつらつらと書いていきます。お付き合いくださいませ。

リーグ戦の最終節が終わりファイナル・シリーズに進出する6チームが決まりました。結果、前節上位に入っていた6チームがそのまま入りましたが微妙に順位入れ替えが起こりました。Aリーグでは試合時間が被らないよう工夫されているので、全ての試合を生配信で見る事が出来ます。サッカーファンにはたまりませんね。試合結果を選手が事前に知る事になるので、それを考慮しながらピッチに登場した時の選手たちの表情や緊張感を楽しむのも一興です。

最終節の試合日程がこちら(でした)。

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初戦:アデレードvsウエスタン・シドニー

6位のアデレードは勝って少しでも上の順位を狙いたい試合。今季のアデレードは初旬に6連勝するなどの好調さはあったものの、4月5月はアップダウンが激しく、又、複数のレッドカードが出たり、監督とレフェリーとの口喧嘩なども勃発したりとチーム内で何かがあるのではと勘ぐってしまう。対戦相手のウエスタン・シドニーは残念ながらこの試合でシーズン終了。最後の試合に勝ち、期待の新人を試し来年に弾みを付けたいと考えるだろう。結果は2-2のドロー。この勝ち点1がファイナルシリーズ進出の切符をアデレードに届けた。ただ、勝ちきれなかったので、ファイナル・シリーズ初戦はアウェイゲーム(5位・6位)になる事がほぼ確定。

2戦目:マッカーサーvsウエリントン

5位マッカーサーはこの試合に勝って3位、或いは4位の位置を確定させファイナル・シリーズの初戦をホームで迎えたいところ。今年加入のチームながらベテラン選手を中心に若手の躍進もありこの結果は素晴らしいの一言。キャプテンであるミリガン選手の引退もあり一花咲かせたい。相手は前日の試合で6位入賞権を失ったウエリントン。このチームは昨年から今年の大半をコロナ肺炎の流行に伴った国の政策により本拠地をウエリントンからニューサウスウエールズ州ウロンゴンに移して戦って来たチーム。今季最後のホーム2試合をやっと本拠地であるウエリントンに帰り開催。両試合共に快勝し、今一番好調なチーム。結果、レッドカードを出してしまったマッカーサーは0‐3で大敗。アデレードと同じポイントとなり、ホームでの初ファイナル・シリーズを行う事はほぼなくなった。

3試合目:ブリスベンvsシドニー

これで楽になったのが次の日に試合がある3位ブリスベン。勝っても負けても3位か4位で終了なのでファイナル・シリーズ初戦はホーム開催が決定。対戦相手の2位シドニーに今年は負けてはいない、が、勝ってもいない。ここは勝利で終えてチームに活気が欲しいところ。シドニーは代表戦に主力の3人を失っている。ここで勝てれば真の強さを見せつける事が出来る。結果、0-2でシドニーが力を見せつけた。ブリスベンはもう一度チームの立て直しと共に戦術の見直しが必要となった。逆にシドニーは大きな自信と1週間のお休みを手に入れた。

4試合目:セントラルコーストvsウエスタン・ユナイテッド

第3試合の結果で楽になったのが4位セントラルコースト。勝てば3位は間違いなし、負けても4位で堂々のホームでファイナル・シリーズを始められる。対戦相手は今年調子の悪い10位ウエスタン・ユナイテッド。あまり勝ててない原因に過酷なアウェイ連戦(アウェイ4試合ーホーム1試合ーアウェイ4試合)とけが人の続出により7試合連敗中。この負の連鎖を断ち切って来季につなげたい。結果、2-0でセントラルコーストの勝利!この3試合が終わった時点でトップ6チームの順位も決定した。

5試合目:ニューカッスルvsパース                  最終試合:メルボルン・ビクトリーvsメルボルン・シティ

消化試合の2試合と思いきや!?最下位のニューカッスルと9位のパース。最下位のニューカッスルが意地を見せた1戦。監督が代る事が決定しているニューカッスルだが、今年のメンバーから1~2人ほど海外へ行く事が決定している為、彼らのオーストラリアでの最後の試合にもなる。勝利してAリーグから旅立って欲しいと願うのは自然の事だろう。対するパースは毎年恒例の「アウェイが遠すぎる」問題でお疲れなのか、あまり勝てていない5月だ。 結果、1-1のドローで終了。この時点で不名誉な最下位はメルボルン・ビクトリーへ。そして、最終試合。ビクトリーはこの試合に負けると最下位決定する。Aリーグの創立以来優勝4回の強豪が初の最下位になるのか?負けるわけにはいかない戦いの相手は同じ市にホームを持つライバルであり今季首位のメルボルン・シティ。とてつもないプレッシャーで試合会場は包まれた中で始まったゲーム。試合は首位のメルボルン・シティが主導権を握ってはいたが、主力3選手を代表戦に選出されいつもの決定力がなかった。ビクトリーは若手を交代枠で起用しゲームをかき乱していく。結果、90+5分にゴールを決めたビクトリーは1-1のドローに持ち込むことが出来た。その為、最下位は再び、ニューカッスルが名乗る事になった。    そしてこちらが順位表

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ですが、ちょっと順位表の試合数を見て下さい。な、な、なんと!最下位のニューカッスルと首位のシティは1試合少ないのですよね。これは5月の下旬に行われる予定だった2チームが対戦する試合なのですが、同時期メルボルンがロックダウンに入ってしまった為、延期になったもの。一時期は中止・無開催になるのではと噂されていました。が、無事に開催日が6月10日と決定しました。ここに来てとてつもなく重要な試合である事に驚きです。この試合でニューカッスルが勝利或いはドローで最下位脱出が決まります。首位が決定しているシティはファイナル・シリーズの調整も兼ねてテストプレイをしてくる可能性もあり、勝利よりも調整に重きを置くかもしれませんね。となると....。メルボルン・ビクトリーの選手、関係者やサポーターは祈る気持ちでの試合観戦となるでしょう。

そして、クライマックス!今週末から始まるファイナル・シリーズの日程は下記のとおりです。

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御存じの事とは思いますが、ブリスベンには檀崎竜孔選手と工藤壮人選手、メルボルン・シティには椿直起選手が活躍しています。では、ファイナル・シリーズでお会いしましょう。楽しみだ~。じゃ、まあね。ばいばい。



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