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気になる今年のAリーグ

色々あった令和2年・2020年もそろそろ終わりですね。コロナの影響ですったもんだあった日本のプロ野球もJリーグも今季もつつがなく(?!)終了しましたね。そんな12月の下旬、ここオーストラリアではAリーグが開幕します。今年のAリーグはちょっと注目に値するんじゃないかな?っていうお話をさせて下さい。

日本人プレイヤーが5人!

ちょっと画像が荒いですが、上の写真はAリーグ公式さんのFacebookやTwitterであがった画像です。4人の選手がJリーグのユニフォームを身につけて並んでいる絵です。実は、Aリーグに去年は日本から移籍してきた選手はたったの一人。それが今年は4名増え、合計で5人のJリーガーが選手登録しているのです。どうして突然5人も移籍したのか?この背景に関しては全く知りませんが、日本人選手を身近で見れるのはとてつもなく嬉しい事。ましてや、今、日本に行くことが出来ない現状の私(達)にとっては母国と自分を繋げる希望の星なのです✨✨✨その希望の星をご紹介いたします。

一気に二人を加入させたブリスベン・ロア―ズ:

工藤壮人(くどうまさと):1990年5月6日生/177㎝ 72㎏/東京都出身    2009年に柏レイソルと契約、2015年まで在籍。この間にチームのJ2降格とJ1昇格、リーグ優勝(J1-2011年、J2-2010年)を経験している。柏からカナダのバンクーバー・ホワイトキャップスへ移籍を経たのちサンフレッチ広島へ復帰。レノファ山口(J2)へ1年のレンタル移籍を経た後、ブリスベーン・ロア―へ加入となった。柏レイソルで28試合不敗神話を作った選手であり同チームの日本人最多得点記録保持者。アンダー世代も含めて日本代表経験もあるストライカーであり、献身的な前線での守備もこなせる器用な選手。海外の経験もあるので環境の変化への順応は大丈夫でしょう。あのガツガツした攻撃スタイルが楽しみです。

工藤選手の紹介動画:

檀崎竜孔(だんざきりく):2000年5月31日(20歳)/174cm 63kg/宮城県出身  工藤選手がベテランだとするとチームメイトになる檀崎選手は経験の少ない新人。ですが、この新人、超有望株なのです。最近の高校サッカー選手権全国大会の常連校の青森山田高校出身。1年と3年生の時に優勝を経験しています。3年生の時はミッドフィルダーとして選手権のベストメンバーにも選出されてます。卒業後に北海道コンサドーレ札幌と契約て2年、さらなる飛躍を求めて海外進出となりました。ここで大化けする事に期待したいですね。

檀崎選手の紹介動画

パース・グローリーに新加入は元代表のディフェンダー:

太田宏介(おおたこうすけ):1987年7月23日(33歳)/179㎝78㎏/東京都出身 高校時代に国体選抜され、その時以降左サイドバック・左ウイングバックとして一目置かれる存在になりました。ちなみに同級生に現川崎フロンターレのストライカー・小林悠選手、「ぺこぱ」のシユウペイさんらがいます。2005年に憧れの三浦知良選手の所属する横浜FC(J2)と契約、最初はミッドフィルダーとして登録されました。2009年に清水エスパルスへサイドバックとして移籍。この頃には日本代表にも召集されるようになります。その後FC東京ーフェテッセ・アーネム(オランダ1部)で2年間ーFC東京ー名古屋グランパスで活躍後、パース・グローリーのオファーに応えることになりました。左から上がる正確なクロスがここで生で見れるとは!今から楽しみです。

太田選手の紹介動画

メルボルン・シティの名を上げるのはポステコグルー監督の注目株:

椿直起(つばきなおき):2000年6月23日(20歳)/172㎝57㎏/東京都出身   今年の移籍で一番の注目がこの選手です。選手としても有望ですがそれ以上に彼の置ける環境がとても面白いのです。椿選手はU16、17、18の日本代表選手としての実績から、東京五輪の有力候補選手でもあります。横浜Fマリノスの下部組織出身であり、ユース卒業後、Fマリノスと契約を交わしました。その時の監督が現監督でもあるアンジ・ポステコグルー(元ブリスベン、メルボルン・ヴィクトリー、オーストラリア代表監督)です。かわいい子には旅をさせよの精神で2019年8月からJ3のギラヴァンツ北九州へレンタル移籍。その年、北九州はJ2に昇格。そして今年、彼の左サイドハーフでの活躍で昇格1年目のギラヴァンツ北九州は5位でシーズンを終えています。今季が終了する間際の12月5日にメルボルン・シティへの移籍が発表されました。これ、本当に電撃的でした。発表には「すでにオーストラリアへ出国済み」との但し書き付きでした。これは、彼の契約母体である横浜Fマリノスとメルボルン・シティFCがマンチェスター・シティFCをトップに置く「シティ・グループ」であることから椿選手の成長と活躍の先にはヨーロッパ進出の計画が伺えますね。なので、超期待の選手です。彼の特徴の一つにドリブルのうまさを上げたいです。細身の体がオーストラリアの選手の間をするする~~とドリブルで抜けて行くのを見たいですね。

椿選手の紹介動画

Nao in a minute! ⏰ We give you a taste of what's to come from Naoki Tsubaki in the A-League!

Posted by Melbourne City FC on Sunday, December 6, 2020

創立2年目のウエスタン・ユナイテッドが寄せる信頼:

今井智基(いまいともき):1990年11月29日(30歳)/178㎏78㎏/千葉県出身 昨シーズンAリーグに参入したウエスタン・ユナイテッドFCが夏の移籍(2020年1~2月)で獲得したのが今井選手です。大宮アルティ―ジャのユースから中央大学へ進学し、卒業後の2013年、古巣の大宮アルティ―ジャと契約を交わしました。その体躯の良さからか大学時代に競輪選手への転向を勧められたとか。2015年に柏レイソルへ移籍、2018年8月松本山雅FCに移籍後、2020年の2月11日にウエスタン・ユナイテッドと契約を結び、2月16日には試合に出場しました。その後、12試合に出場し、そのうち11試合がスターティングメンバーであり、90分のフル出場でした。監督とコーチ、それにチームメイトの信頼を担った選手と言えるでしょう。今年も存在感のある走る壁の今井選手を見れる事に今からわくわくです。

今井選手の紹介動画

外伝* メルボルン・ヴィクトリーのユース出身?!:

西川聡(にしかわそう):2001年6月18日(19歳)/?㎝?㎏/日本出身 JリーグからAリーグへの移籍ではないのですが、メルボルン・ヴィクトリーのユース出身の日本人選手がいるんです。西川君の経歴については殆どメディアには出ていないのですが、メルボルンにあるサッカーアカデミーからメルボルン・ヴィクトリーのユースを経て、2020年2月にトップチームに昇格。11月に中東で行われたアジア・チャンピオンズリーグのグループステージの2試合に出場しました。19歳という若いアタッキング・ディフェンダーなのでこれからの成長が楽しみです。

トップ昇格時の西川選手のインタビュー動画

Meet the young lads who we could see when #FootballReturns, today we feature defender So Nishikawa.

Posted by Melbourne Victory on Wednesday, July 22, 2020

JリーガーのAリーグでの活躍

Aリーグに移籍してきたJリーガーの活躍は今でも熱く語られています。リーグ創設年にシドニーFCに来た三浦知良選手。ウエスタン・シドニー・ワンダラーズで神になった小野伸二。メルボルン・ヴィクトリーに移籍後第1戦目でキャプテンマークを付けた本田圭佑など、試合に大きなインパクトを与えてきたJリーガーが多くいます。それだけ期待値が高いのがJリーガーとも言えますね。とにかく楽しみで仕方ありません。ワキワキ😊😊😊😊😊

小野選手のウエスタン・シドニーでの活躍と最終試合終了時興奮


残念ながら日本での放映はされていないAリーグですが、YouTube のMy Footballチャンネルで試合のハイライトを見ることが出来ます。多くの日本人選手が活躍するであろう今シーズンのAリーグ。この機会に、ヨーロッパ以外のサッカーリーグにも注目していただければ幸いです。

では、また。良き新年をお迎えくださいませ。


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