6月13日 霜降り明星のオールナイトニッポン 関暁夫ゲスト回の感想

霜降り明星のオールナイトニッポン、めちゃめちゃ面白かった。
面白かったというよりも感動に近いかもしれない。
単純なファニーだけでなく、熱量だったり、人間性に割と心を動かされた感がある。

関さんめちゃくちゃ芸人だったなー。死ぬほど芸人だった。てか、ああいう関さんを僕は見たことがなかったので、正直全然想像してなかった展開になっていった。

ただ、よく考えれば、それは当たり前で、関さんは元々芸人として活動をされていて、その中の悪戦苦闘、試行錯誤があって現在の姿になっているわけで。芸人として身につけたことや、逆にできなかったこと、芸人になる決断をしたその熱量だったり、その全てが今の関さんを形作っているんだよなと。
今思うと当たり前なんだけど、聞く前はそこに思い至ることはなかった。

聞き始めはぶっちゃけ結構緊張していた。
どういう展開になるか想像があまりできなかったし、断片的にイメージできる様子っていうのは、

粗品がちょこちょこ茶々を入れるなか、少し苛立っている様子だけど都市伝説を披露する関さん。そして、関さんの機嫌を損ねまいとわざとらしいリアクションをとるせいや。

っていう感じだった。

ただ、これは完全に僕が関さんに対するイメージが足りなかっただけで。
実際の関さんは想像以上にいろんなバランスが取れている人物だった。

てか、バランス取れてる人物なのかよ。
バランス取れてる人物が、チップ2枚目入れてること言われたくらいで怒るなよ。
そんな人間、バランス取れてるわけないって思っちゃうだろ。

都市伝説という言い方をすると、怪しげな雰囲気になってしまうので避けたいのだけれど、関さんの豆知識的な情報は、単純に興味をそそられて面白かった。ほんで、関暁夫という怪しげな人物が持ってきたものなのに、情報として興味そそられてるやん自分っていう面白さもあった。
なんていうんやろ。
普通に都市伝説面白いんかい、的な。

あと、フリートークとか、随所の霜降りとの絡みでみせる芸人的な面白さ。
大変失礼ながら、そんなことできるんかいと思ってしまった。
粗品を褒めて、せいやをけなすってもともと準備してたのかな。即興なのかな。

どちらにしてもめちゃ面白かったな。

ほんで良かったのが、この芸人的な要素が、都市伝説の部分を全然汚していないところ。

まーじですごかった。もし僕だったら、自分の都市伝説をちょっとくさすとかしてしまいそうだけど。
そういう意味でもめちゃくちゃ品があるお笑いだったと思う。

ほんで元相方をついての話。
アツすぎでしょ。まじか。
そんな引き出しがあるのか。
なんかずっといい話してたわ。
これがあったから、今回のラジオの振れ幅がすごくてダントツにおもしろく感じた。
普通に泣きそうになったんだよな。なんでだっけ。もっかい聞いてみるか。

〜聞き直した〜

何が感動したのかって考えてみた。
多分、関さんは何度も自分の芸人人生を振り返ってきたんだろうなということが伝わってきて、それがまず感動した。
振り返る中で、後悔のようなものもあっただろうし、でもそういう振り返りを重ねた時間の中で、自分に足りなかったものがわかったんだろうなと思った。

淡々とそのことを話していることから、自分の中で精算できるほど振り返ったんだなという跡が見えて。
そのうえで、「あいつの実力はもっとあるぞ」のインパクトよ。

それだけ長い時間振り返って、多分コンビの活動のことも考えたんだろうし、相方のこともとんでもなく考えたんだと思う。おそらく相方のいい部分も悪い部分も。
その上で、結論として、芸人として成功しなかった原因を自分の演技力だったと言い切ったのはなんかすさまじさを感じるな。
ほんで、だからこそ相方はまだまだこんなもんじゃないと言えるその関係性が熱すぎる。

かなりグッときた。

関さんの魅力だいばくはつの回でした。
そして、関さんのこういう魅力を引き出している霜降りもやっぱりすごい。

放送の最後の最後まで最高だった。スタッフ含め全員プロすぎるだろ。

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