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パートナーポータルは誰視点?

パートナーサクセス株式会社のCOO秋國(@akikuni2316)です。

これまで多くのベンダー企業のオペレーションを見てきた中で、
すぐにでも改善すべきことを問題提起させていただきます。

今回のテーマは「パートナーポータル」です。

本記事はこのような方におすすめ

  • パートナービジネスの責任者

  • パートナー向け販促コンテンツ作成者

多くのパートナーポータルは誰も見ていない

パートナーポータルは、企業と代理店やパートナーとの重要なビジネスツールとして広く利用されていますが、現状では多くが形骸化しています。

こうした現象は、パートナーのニーズを十分に反映していない設計や運用が原因となっている場合が多いです。
この課題に対処し、真に価値あるポータルを提供するためには、 次世代型パートナーポータルへの進化が不可欠になります。

形骸化の理由

  • ユーザーフォーカスの欠如
    ポータルの設計がベンダー企業側の都合に偏り、パートナーの実際のニーズや期待が十分に考慮されていません。

  • 使い勝手の悪さ
    複雑なインターフェースや頻繁に更新されない情報が、パートナーのエンゲージメントを阻害し、ポータルの利用を避けられる要因となっています。

  • 同じ人しか見ていない
    情報を提供する相手が固定化されていて、パートナー企業の関係者全てにアプローチするという考えができていない。

  • データ分析をしていない
    誰がどのコンテンツにアクセスしているのかの可視化ができていないので、コンテンツのブラッシュアップや閲覧者へのフォロー体制が不十分である。

次世代型パートナーポータルの提案

次世代型パートナーポータルは、パートナーにとって本当に価値のあるエコシステムへ進化することが求められます。

  1. パートナー中心の設計

    • ニーズの深掘り
      パートナーの成功を支えるために必要な情報やリソースを迅速かつ効果的に提供する。

    • ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上
      直感的でシンプルなインターフェースの提供。検索やナビゲーションのしやすさを追求し、最新情報へのアクセスを確保。

  2. 提供すべき価値

    • 企業とパートナー間の関係深化
      パートナーとの関係を強化するためのコラボレーション機能を搭載し、共に成長できるエコシステムを構築。

    • データドリブンなインサイト
      パートナーが自身のビジネス戦略を最適化できるよう、データに基づいた洞察を提供する。これにより、パートナーの成長とビジネス成功を強力にサポート。

結論

パートナーポータルは単なる情報提供ツールではなく、企業とパートナーの成功をつなぐ重要なプラットフォームです。
次世代型パートナーポータルを構築するには、パートナーの成功を最優先に考えた設計と運用が不可欠です。

この視点を持つことで、ポータルは形骸化したツールから、パートナーにとって不可欠なビジネスパートナーへと進化するでしょう。
パートナーポータルを通じた、パートナー企業・担当者への効果的な情報提供をお考えならご相談ください。

 パートナーサクセス株式会社 執行役員COO 秋國史裕
SW・HW・SaaSなどIT業界にて15年以上のエンプラアライアンスを経験し、パートナービジネスの立ち上げから、再販・OEM・リファラルなど様々なアライアンススキームにてパートナービジネスをグロース。パートナーサクセス株式会社ではスタートアップからエンタープライズ企業のアライアンスの伴走を推進。

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